【ここテストでるぞ〜】Sigma-T「Melting」で1.3倍詩の読み取りが得意になるnote
明けましておめでとうございます!
アキレスと亀のともきです!
新年一発目の今回は!EMNWG vol.1に収録されている
Sigma-T 「Melting」
について独断と偏見で勝手にnoteしていきますよ!レッツあけおめ!!
声よすぎん?
いや。本当さ。声が良すぎやしませんか?
何これ。いや前の音源からめっちゃいい声とは思ってたよ。けどさ。圧倒的声の臨場感
保本さんもシグマくんのミックスが1番大変で何度もやり直したと仰っていましたが、これはすごい…
独特の鼻にかかった声をしている彼。吐息まじりの優しい声。めっちゃいいよね。
声を張ったりしないから楽曲にマッチしたチルな空気感もうムンムンに香っているのですが、確かにこれ下手にやったらバックに埋もれちゃいそうだし、音量だけ出したらバランスごちゃごちゃになっちゃうし。
完全に保本マジックですわ。
そもそも声の解像度が圧倒的に高い。抜けていく息の音さえもしっかりと録れている。すごい…
僕らもこのレコーディングを経験させていただいて思っていることなのですが、もう今までのレコーディングじゃ満足できなくなってしまう気がする。怖すぎ。
とにかくこの「Melting」という楽曲ではシグマくんのそもそもの声の良さ、最高のレコーディング環境、神がかったミックス。この三つで凄まじいほどの声の力がビシビシのバキバキです。えぐいですエモいですぴえん超えてぱおんです。
世界を広げない良さもある
Sigma-Tといえば「ベッドが似合うチルポップ」が代名詞となっているわけですが、今回の「Melting」もまさにそれ。六畳一間のワンルームみたいな世界で物語が動きます。
簡単なようですごいと思うの。
だって物語をドラマチックにする1番簡単な方法は場面転換ですから。
だからずっとベッドルームで物語を進めていくのは手練れ。Sigma-TのTは手練れのT。
まずはサビのリリックをご覧ください。
伝えたいことばかりがうまくいえない僕らはただ
ふり出す雪の音の中で 何も変わらないまま
過ぎてく時間が恋しくなる
この世界にはまだ知らないことの方が多いんだから
無理して強がらなくてもいいのに
「さっきのはごめんね」
その言葉が言い出せなくって いつもと変わらずにまた朝を迎える
美しいよなぁ…なんなんこの美しさ。
恋人と喧嘩をしてしまって、でも謝ることができずにすぎていく時間を歌った楽曲なのです。ベッドルームだけで物語が進行していくのに飽きさせない理由は情景描写の巧みさだと思うんです。
もちろん自分や恋人の心の動きもしっかり描いているのですが、それ以外の描写も綺麗。
先ほどのサビの中だと例えばふり出す雪の音の中でとかね。
みなさん雪の降る音って聞いたことありますか!?
雪降る夜ってどんな音がするのか?それはなんと…
無音です。
街の明かりが消えて、雪が降り始める。そうなると全くの無音。
聞こえてくるのは隣で眠る恋人の息遣いのみ。
僕が国語のテスト作る人だったら絶対出す。
恋人の息遣いが聞こえてくるほど静かであることを暗示する表現を文中から10字で抜き出しなさい。(4点)
なんか面白そうだね。ジョイミューメンバーの歌詞で国語のテスト。ジョイミューTV行きだな。
そんな2人の心の機微だったり情景描写が続く楽曲。一番のポイントはやはり喧嘩行がどうなるのか。
まぁぶっちゃけね。このサビだけでもね。
伝えたいことばかりがうまくいえない僕らは
って言ってるからね。僕らって言ってますから。お互いのことはわかってるから。きっとなんだかんだ上手くやっていくんだろうなって思うんですが。この結末の回収もうまいんですわ。最後のサビです。
伝えたいことばかりがうまくいえない僕らはただ
ふり出す雪の音の中で 何も変わらないまま
過ぎてく時間が恋しくなる
この世界にはまだ知らないことの方が多いんだから
無理して強がらなくてもいいのに
「さっきのはごめんね」
やっといえた言葉で いつもと少しだけ違う朝を迎える
ほとんど同じリリックが続くけど、最後の最後でいつもと違う朝を迎えました。
夜のうちに謝れたのかな?朝になって用意してたプレゼント渡して。
幸せな1日が始まります。羨ましくなんてないからな!?!?
なんだって「Melting」ですから。心の氷はきっと溶けだしたことでしょう。
最後の最後で結末を迎えるリリックのうまさ。
そしてここでトラックも一回ブレイクするんですよね。これも余韻が残ってブワッてなります。ブワッて。
この世界観が広くならない感じが彼の魅力。やたらと広くない。
狭く。その代わり深く。ジョイミューに参加して世界が広がったアーティストはたくさんいると思います。でも彼の場合世界が広がったというよりは世界が深まった感じ。
どっちがいいとかじゃなくて、その人にあった進化を遂げているわけですよ。
彼は断然狭く深くがいいと思うの。
いやぁベッドが似合うチルポップ。最高ですわ。
楽しみにしていたことはどうなのよ
僕はどうやら以前の記事で他のアーティストとのコラボも見てみたい!とコメントしていました。この頃多分ラッパーというものを全然知らず、青山テルマ×SoulJaみたいなのをイメージしてたんだと思います笑
これコンピの楽しみじゃねーな笑
でも先日のイベントではonly girl caravanのシンくんとコラボしていたもたいですね。みたかったー!仕事してる場合じゃなかったー!!悔しい。
あとね、同い年で仲も良さそうなmibukiさんの楽曲とかにコラボでラップ入れたりしたらめちゃめちゃ良さそうじゃない?なんかワクワクする(と言ってプレッシャーをかけたらやってくれないかなと思っている)
今後の活躍が超楽しみなアーティストの1人であります!
そんなSigma-T「Melting」も収録されている
Enjoy Music New Wave Generations vol.1は大好評配信中です!ぜひ聞いて!絶対聞いて!!
それではまた次回の記事でお会いしましょう!バイバイ!