【crazyは褒め言葉】Lemontic「スパーク」で1.3倍考えさせられるnote
こんにちは!
アキレスと亀のともきです!
今回は
Lemontic「スパーク」
について
踊っちゃうタイプのLemontic
ハマダ文学
狂ってるのは誰なのか
の3つのキーワードで勝手に深読みしていきます!レッツスパーク!
踊っちゃうタイプのLemontic
さてさて皆さん待望のLemonticの新曲「スパーク」
もう聞いてますか皆さん!?
この曲はLemonticの武器がバリッと出てるヤツ!
ポップでキュートな楽曲もいいけどそれと対をなすこのバンドのいいとこ!
踊っちゃうタイプのLemonticなわけですよ!
ミドルテンポでタイトなグルーブがスパークして僕らのヘッドとヒップがスウィンギイングなわけなんですよ!!!
MVに登場するコンビニがローソンっていうのも個人的にポイント高いです。ローソン大好き。
タカヨシさんと竜矢さんのリズム隊が強い。特にゴリゴリのベースが好きなんですよ。だからAメロあたりのベースとかもうよだれが止まりません。いまだにタツヤさんなのかリュウヤさんなのかたまに不安になるのは秘密です。月間檸檬会議でタツヤって呼ばれてた気がするのでたぶんタツヤさんです。
そこにハマダさんの余計な力が抜けた飄々とした声が軽やかに乗っかってもう大変。首が筋肉痛になってしまう・・・
あとはねぇ、いなたいシンセの音がすごくいい。ちょっとダサい感じがクールな曲にほんのちょっとの引っ掛かりというかポップさというか、そういうものを生んでる気がする。
そして今回もサポートピアノにシオリさん。僕はもうピアノに関してシオリさんには無条件降伏なんです。今回もヤバいっす。2コーラス目のジャズ風になるとことかシビレました。ほんとヤバいっす。雑なわけじゃないっす。うっす。
ということでLemontic大好きな私はよだれやら涙やら汗やらいろんな液体をまき散らしながらイヤフォンにかじりつくことになりました。助けてください。最高です。
ハマダ文学
「スパーク」の歌詞もやっぱりハマダ劇場。ハマダ文学。
言い回しにクセがあるけどそのクセが旨いのよ。酒が進むタイプ。
履いて捨てるような愛を喰らって
クルクル回るいつもの通りを
Hide and Seekがえらく板について
期待しないでいつかのOLY OLY OH?
Hide and Seekは日本語でかくれんぼ。何かから隠れていつもの通りをクルクル回る。
なんかいつも同じ道を通る代り映えない毎日といつも通りをクルクル繰り返しているというダブルミーニングを感じます。
もう楽曲を聞いていた皆さんなら感じている方もいると思いますが、かくれんぼが板についたっていうのは、所謂世の中の常識とかそのたぐいのものから外れていることを上手に隠して日常を過ごしている。みたいな意味。
もしくはつまんない常識やそれを押し付けてくるような人たちから上手に隠れて生きている。みたいな意味にも取れますよね?
そしてちょっと飛ばしますがサビの歌詞
僕ら歌う新人類 まだ刺激が足りないぜ
聖人君子面してやり過ごすつもりかい
泣き顔晒すくらいじゃ誰も愛しやしないぜ
正気になるのが怖いんです
だからさ、まだ今はJust Keep on
僕ら歌う新人類だって。何食べて生きてたらこんな言葉を思いつけるのでしょうか。履いて捨てるような愛喰らって生きてんのか。そっか。答え書いてあったわ失礼。
泣き顔晒すくらいじゃ誰も愛しやしないぜってすごいパワーあるフレーズよね。
その前の聖人君子面してやり過ごすつもりかいと合わさると強烈。そんくらいでいいと思うな?もっとさらけ出せよ?的なね。ほんとの自分を表に出してしまえよっていう強いメッセージ。
そしてその後の正気になるのが怖いんですの部分は後程少し深く掘り下げていきたいと思います。
狂っているのは誰なのか
触れていきたいフレーズはたくさんあるのですが、皆さんMVの概要欄見ました?
狂っているのは自分か、世界か。
って意味深な言葉が書いてあるんですよ。かっこいいね。
歌詞の中にもそんな言葉が登場するわけです。
狂っているのは誰だ
褪せない記憶 渇きを満たしてよ
君も隠しているんでしょ
醜い欲を絹に包まいて
平常心、調子どうだい?
狂っているのは自分の本心に素直な歌う新人類こと僕らなのか、それとも醜い良くを絹に包まいて隠す君や世界なのか。
平常心、調子どうだい?って一文が天才的だとおもってるんです。平常心の平と呼びかけのHeyがかかってるように聞こえるし、残りの常心と調子で韻踏んでんのよ。やばない?
狂っているのが誰なのかって話でしたね。
この楽曲はサビの歌詞が毎回ちょっとづつ違っていて、まずは先ほども紹介したこちら
僕ら歌う新人類 まだ刺激が足りないぜ
聖人君子面してやり過ごすつもりかい
泣き顔晒すくらいじゃ誰も愛しやしないぜ
正気になるのが怖いんです
だからさ、まだ今はJust Keep on
そして最後のサビは1回し増えるわけなんですがこんな歌詞
僕ら歌う新人類 まだ刺激が足りないぜ
聖人君子面してやり過ごすつもりかい
正しさにまた憂いで 心なんて何もないね
春雷のような痛みで忘れてしまうから
泣き顔晒すくらいじゃ誰も愛しやしないぜ
美しい夜を壊してくその答えは
今Just Keep on
「スパーク」っていう言葉は放電の時などに火花が飛ぶ様を表す言葉だそうなので春雷って言葉が曲名にかかわってきているのではないかと読んでるんですがどうでしょう。
最初のサビで、正気になるのが怖いといっているわけなんですよね。だから額面通り受け取るとするなら狂っているのは僕らの側ってことになります。
とはいえ自分の心に嘘をついてまで世間体とかを気にするのって人間くらいのもんだと思うんですよ。たぶんね。
だから人間としての常識から外れてるのは僕ら、生き物としての理からはみ出しているのがその他の人たち。ハマダさんの言葉を借りるなら世界の側。
どの立場にいるかでどっちが狂っているのかは変わってくるし、ある意味どっちも狂ってるわけです。
ところで狂ってるは英語でcrazy。
crazyはスラング的に誉め言葉。日本語で言うところのヤバいみたいな意味があるそうです。
どっち側がこのcrazyに相当する考え方かは言うまでもないような気がしませんか?
それではそんなcrazyな楽曲。Lemontic「スパーク」をお聞きください!
こういう曲聞いた時くらいなんも気にせず踊り狂えるタイプの新人類でいたいしそうであることがなんかうれしいです私は。
それではまた次の記事でお会いしましょう!バイバイ!