人生初トラクター
先日の10日間GWでの出来事。世間の長期休暇の最中に2日間、人生初の体験をしたので紹介したい。
某レストラン経営に広がる一面に圧倒的なスケールを誇る農園がある。そこを掘り起こすためにトラクターで運転して耕してほしいと頼まれました。何ヘクタールなのかまでかは忘れてしまったけどとにかく広大だった。
そしてこれが人生”初”のトラクター運転であった。
簡単な説明を受けてクラッチを踏んでいざ出発とるも、不安よりなんとかなるだろうという楽観的な気分が先行し、終始その作業を楽しむことができた。初心者にしてはソツなくこなせたんじゃないかと思っている。
トータルで二日間ほどトラクターを使用して運転してみて、初めて発見することが多々あったのでそれを記してみたいと思い記事にした。
まずトラクターで掘り起こすとカラスが獲物を狙って後ろについてくることが驚きだった。掘り起こした土はそれほどカラスにとって魅力的なんだなと感じた。
またねずみが出てきて土を這う姿は印象的だった。
折り返しのカーブは左右に分かれるペダルを踏んで旋回する説明は頭の中では理解したけれど、実践すると知らぬ間に右と左のペダルを踏み間違えていた。それで上手く回ることが出来ず、立往生を余儀なくされた。徐々にそれは回数を重ねてからは大丈夫だった。
また雑草が生い茂った畑ではクラッチを踏んで動力を上げないとすぐにエンストしてしまう体験をした。これだけの巨大なトラクターを持ってしても、土を掘り起こすことの大変さを身を以って感じることとなった。
天候に関してもその洗礼を浴びることとなった。耕すのが西と東を交互に行き来するため、昼下がりの西日に向かって進むときには太陽が直接顔を挿すような光の強さに顔を顰めたくなるような西日が厭らしくサングラスがなければどうなっていたかと思わされた。
わずか2日間におけるトラクター作業だったが雷雨にも見舞われてびしょ濡れになってしまった。
初めての体験だったが新鮮で面白い体験を十分にすることが出来た。
クラッチの硬さが予想以上で動力をあげるために何度も踏み込んだことによる膝への負担も相当なもので日常的にトラクターを使っている専業農家はすごいんだと改めて感じたGWのトラクター作業だった。
またこのトラクターを作業させてもらう機会は何度かあると思うけど、こうした人生”初”の体験は大事にしていきたい。