新緑の芽
桜が散って新緑の芽が出だすこの季節。これまで注視して植物の変化を気にも留めなかったし、気づいてあげることもなかった。
ただ今年は違う。この4月末までの2,3週間は毎日微細な変化も敏感に感じ取り、その成長を見届けている。周りの草木たちや球根、種を植えたひまわりの種などが例え今は小さくとも未来に向かって大きな芽を出し始めたからだ。そこに生命の尊さを感じずにはいられない。
例えば、毎年夏に咲き誇るひまわり畑を見て感じる壮大なスケール。あまりの高さと一斉に太陽に向かって伸び続ける雄大さに感動すら覚える。今から90日ほど経過した未来にはその姿が容易に想像できる。
その感動も今まさにこの瞬間から作られているんだという実感を伴いながら今年は植物と向き合っている。とにかく小さな芽が出始めるなん生命の奇跡に感慨深くなっている自分がそこにいるのだ。
毎日水やりをしていると確実に昨日よりも芽を出す草木たちの生命力とそれを支え太陽の力に畏敬の念を抱く。
すくすくと伸びる植物の姿に思わず心が躍らされている。