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1980/01/01 カオスにも見せてやりたかった

マガジン『17歳の日記』では、1980年に夫が書いた日記に妻が読んだ感想と挿絵を添えた絵日記を更新しています。
前回からの続きです。


タネちゃんの事でも私の考えとツヨシの考えが一致した。確かにタネちゃんは磯田を好きであるはずだ。磯田もタネちゃんを好きという話である。

しかし、この二人の間は
うまくいかない。

マチコさんの事があるからである。でも今私は特別この二人が可哀想だとは思わない。やはり私の心の中に


ハナちゃんが好きだ


という思いが潜んでいるからかもしれない。

御所町に着いてアノコの家はタケシが見つけた。あんな所に住んでいたとは思っていなかった。私は多分もう少し亀走公園に近いだろうと思っていた。

これは大発見である。

その後ミスタードーナツに入り時間をつぶした後14階のマンションへ向かった。14階も階段を登ると大変疲れた。だが屋上には行けず階段から日の出を見ることはできず、しょうがないので高瀬マンションで見るという計画に変更した。

それにししても下りの階段では大変目が回った。
久しぶりに見る日の出が大変きれいだった。

カオスにも見せてやりたかった。

それから西松の家を教えてあげた後、すぐ近くにあると思い、まわりを見回したらなぜかしらハナちゃんの家を探そうということになった。

私は最初、海老名の方だと思っていたが、ツヨシのおかげで海老原通の方まで行き途中大変迷ったけれども華村理容の駐車場を私が見つけ、すぐ近くにあると思い、まわりを見回したら

ハナちゃんの家がやっと見付かった。

ハナちゃんの話によると「私の家は傾いていて、私の家は小さいけど、隣の書道の先生の家は大変大きいのよ。」と言っていたけれども予想していたほど家は大きくなかった。

このことでカオスに対して新しいネタが出来た。今になっても残念なのはハナちゃんの妹の名前を見て来なかったことである。

それからタケシと一緒に御所町へ戻り、タケシは百華駅へ向かった。
家へ帰ると年賀状が楽しみで待っていた。


思ったよりも早くに年賀状lは来ていた。


今日来たのは、(クラスメイト22名の名前がつづく)だった。最高にビックリしたのは高尾さんからの手紙でした。この子はだれなのかなと一瞬考えました。薮内に出さなければなりません。

高瀬、西松にも。カキちゃんの手紙にかいてあることにもビックリした。
多分今年はそのようにはならないでしょう。

カオスはカオスで南さんのことを遠回しに言うし、
アユムはアユムでしょうもない事を書くし、
イシグロはイシグロらしいし、

笑ったり怒ったりしながら読みました。

残念な事に思ったよりも
女の子からあまり年賀状は来ませんでした。

今日、私が出した年賀状も着いているのでしょうか。特に気になるのは南さんの所へ出したものです。あのような事を書いて彼女がどう思ったでしょう。

彼女が悪い方に取らないように祈るだけです。2、3日後に届くと思われる返事の年賀状を見れば、その結果はわかるでしょう。

それにしても今日のカオスには
大変イカリを感じます。

今年は、この日記を1日も忘れずにつけることが目標です。
今後のためにも。


お年玉 父母から 15,000円
    ヨシヒロくんから2,000円
    堅三さんから 5,000円 
    幸子さんから  3,000円


2018/05/31   妻

最後までお読みいただき
ありがとうございます。

17歳の日記を公開したことで、

・夫に少年時代の面影をみるようになり、可愛らしさを感じるようになった。

・今までは聞いたこともなかった、親友(カオス)の話を聞くことができて楽しかった。

こんな思いがけない効能がありました。

明日は親戚の家へ年始のあいさつに
伺ったようです。


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