見出し画像

婚活疲れの30代外資OL 「クエスチョチングになった2021年」 #Season2 ep.1

時はコロナ禍真っ只中。
体当たりして玉砕した婚活を経て、気が抜け、共にとても身軽になった。
社交的だけど人といると気を使い過ぎて疲れてしまう私は、今思うとコロナ禍の「人と距離をとってすごしましょう」の期間は本当に天国だった。

コロナ中の転職は難しいだろうなあと思いつつ、婚活が終わったあと私はすぐ転職をした。ただリモートワークにより、いちいち人の愚痴やネガティブな部分を見たり聞いたり、ダルい飲み会をすることもなく、プライベートに距離を詰められるシチュエーションもなかったので、私のような社会不適合者には本当に心地よかった。

基本何をするのも一人。(最&高)

健康的な朝ごはんを作って、近所の公園を走り、休日は公園で本を読み、ジムに行って距離をとりながら鍛える、なんてことをしていたらあっという間に体脂肪が10%代になった。

心と体の健康を取り戻していった 2021年!!

マッチングアプリも婚活もひとまず休憩し、一人で過ごす間に自分のこれまでの恋愛と婚活のリフレクションをした。

私が婚活で欲しかったものは何だったんだろう。

たぶん・・

子供が欲しいから結婚したいわけでもなかった。
将来が不安だから結婚したかったわけでもなかった。
だからといって恋愛したいわけでもなかった。(いや、恋愛できていたら結果は違っていたかもしれないが)

最初のブログを振り返ると「くやしいから結婚したい」みたいなことを言っているけど、確かに結婚して社会的には認められたかった。
だけど、それは一人の女性としてではなく、人間として私の人格や行動を尊重され、そして相手を個として尊重した人と出会った上で結婚をしたかった。

人生30数年生きてきて、それなりに仕事もうまく行っていて、これまでの人生には満足していたけど、このまま一人でずっと過ごしていたらいつか自己愛まみれで飽きる。誰かと一緒に次の人生のステージを迎えたい。もっと楽しい時間を作っていきたい。

どこかにそんな男性が一人でもいたら良いなと思ってこれまで活動していたけど、一人で過ごすうちに最適解に気づいてしまった。

私のパートナーはさ、男性である必要なくない?


って。言葉だけで見ると思考が宇宙!ぶっ飛びすぎ!だけどしつこいくらい言う。私は一人の「人間」として相手も自分も愛したかった。これまで男性対象として恋愛も婚活をしてきたわけだけど、女性らしく、男性らしく・・という性の境界線やバイアスに対してどこか常に違和感を感じていた。お父さん、お母さんから影響を受けた昭和の価値観、根強いのよ。

この話をすると長くなってしまうので、別の機会にしっかり書きたいけど、昔から男性性に対しての苦手意識があったし、いざ自分の心に手をあててみると、私は大概女性に対してはとてもフラットに自分を表現できる(女性といる時の自分が好きだ)

結婚や恋愛に対して同じような価値観、思想の同性も、もしかしたらいるかもしれない・・・

そんな人と出会えたら幸せかも・・・と思ったら心がとてもわくわくしてきた。

こうして私は俗にいう「クエスチョニング」というセクシャリティ状態になった。

※クエスチョニング・・自分の性別が男性と女性のどちらなのかわからなかったり、自分の恋愛対象が同性と異性のどちらなのかわからない人のこと。







いいなと思ったら応援しよう!