6月23日(日)
<今日の礼拝説教「神の栄光を現す」の中心聖句>
あなたがたは食べるにしろ、飲むにしろ、何をするにしても、
すべて神の栄光を現すためにしなさい。
コリントの信徒への手紙一 10章31節
先週、例年より少し遅い梅雨入りとなりました。今日は礼拝後に、昨年召された兄弟の納骨式を予定していましたので、雨が気になる主日です。昨日から雨ばかりでなく、強い風も吹いていましたので、普段はそのままなのですが、教会の「道しるべの看板」を今朝は、しっかり針金で止めました。
するといつも歩いて出席されるある方は、「あまり風が強いので、途中で引き返そうかと思う程でした」と本当にお疲れになられたご様子で話されました。この方が歩かれる道は、風の通り道のようにまっすぐに吹き抜ける長い上り坂を上って来られます。毎週ほとんど休むことなくお一人で黙々と歩いて来られるその道を、歩くときにいつもイエスさまが共にいて励ましてくださっているように思いました。
また、電車で来られる方々も教会の近くの最後の上り坂の勾配がきつくてとても大変です。熊取教会は、どの方も教会に通うということの困難さをあらわすような環境の中で、毎週礼拝にお出でになっておられることを思わされた朝でした。
午後から小雨模様の中、納骨式のために墓地に参りました。教会墓地は、和泉山脈の山の中にありますので、熊取より天候がさらに不安定で、時折激しい風雨になりました。墓地には大きなテントが張られ、テントが飛ばないように係の方が支えて下さっていました。そしてご家族の皆様や教会の兄弟姉妹と共に讃美と祈りの中、無事納骨式が執り行われました。式を終えた時に、やっと居るべき人が居るべき場所におさまったという平安な思いが与えられました。ご遺族の皆さまの上に主の御慰めがありますように祈ります。
6月も残り少なくなってまいりました。そして蒸し暑さが急に厳しくなってきました。今年も夏に備えてさらに体調を整えてまいりましょう。
今週もお元気にお過ごし下さい。皆さまとご家庭の上に主の御祝福が豊かにありますように。
6月16日・礼拝説教要約
説教「試練から逃れる道」 濱田美惠子牧師
コリントの信徒への手紙一 10章 1-22節
パウロは、荒野の旅でイスラエルの人々は皆「モーセに属する者」となる洗礼を授けられ、同じ霊的な食物、飲み物を飲んだ「神の民」だと語った。荒れ野の試練でイスラエルの民が「試練から逃れる道」は、主の言葉に従う道であった。ところがイスラエルの民は神に背き、つぶやいて悪をむさぼり、神の御心に適わず滅ぼされた。コリントの人々が偶像の神などいないとの知識を誇って、偶像礼拝の食卓に着くことは「悪をむさぼる」ことだとパウロは彼らに滅びを警告した。
洗礼によって教会に加えられた者たちは、「神の民」としてキリストの体にあずかる聖餐の食卓に招かれており、この聖礼典の中に「試練から逃れる道」が備えられているのである。