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47歳女、目の下のたるみ取りをする 1

その1 はじめに ー私とクマー
その2  目の下のたるみ取りを決意
その3 いざ、カウンセリングへ
その4 ついに施術!
その5 経過レポ。クマが消えた!!


その1 はじめに ー私とクマー


元々あった、すさまじいたるみ

私は子どもの頃から目の下にクマがある。
子どもの時はまだたるみはなかったけれど、ゴルゴラインというやつがあった。昔はゴルゴラインなんて言葉なかったから、自他ともにそれをクマと呼んでいた。

元々顔面は面長で、目は切れ長、鼻も根元からドスンと伸びてるタイプなので、「可愛い」とは無縁な上、この目の下の影のせいで、顔はかなり暗い印象になった。
おとなしそう、真面目そう、勉強できそう。
初対面でここまで勝手に想像された。テスト最下位のバカなのに。
街を歩けば吸い寄せられるように宗教の勧誘が寄ってきた。あいつら本当に「おとなしそう」な人間が大好き。こっち見た瞬間、「見つけた!」とばかりに目を輝かせてまっしぐらにズンズン近づいてきた時は、腹が立ちすぎて怒鳴りつけたこともある。そう、私はけっしておとなしい人間ではないのだ。

でもこういう顔なのだから仕方ない。それなりに受け入れて、クマとともに長い年月を生きてきた。

転機は、40代で保育士に転職したこと。
保育園で勤務を始めると、顔写真を廊下に掲示されたり、園だよりに載せられたりする上、大勢の子どもや親の前で喋る、つまり顔面を晒す機会が出てくる。
保育士とは20代がメインで活躍している世界。そんな中に混ざって、一人だけ年老いた老婆が写っていると思ったら自分だった、という衝撃を何度も経験した。
いつの間にか、私のクマはただのゴルゴラインではなく、大きな大きなたるみとなっていたのだ。

何か入れてる?ってくらいぷっくり膨らんでる

目の下のたるみの威力はすごい。真顔でいるだけで、すごい気迫を与える。
漫画だったらゴゴゴゴゴゴという効果音がついてそう。何かを溜め込んでいる、ただものではない感じ。
子どもの頃「おとなしそう、真面目そう」だった印象は、たるみによって「怖そう、やばそう」に変わった。
もし私が私の上司だったら、なんだそのたるみは!どういうつもりだ!ふざけているのか!?と言いたくなりそう。だって意味不明にどでかいたるみを目の下にくっ付けるという蛮行を平然としている部下がいたら、叱りたくもなると思う。鏡を見るたびに、心の中の上司がそう言ってた。本当にこの目の下のたるみは異様な存在感だった。

同窓会で撮った集合写真は、同じ年齢の人が集まっているはずなのに、私だけ目の下が真っ黒に写っていた。そこで初めて自分のたるみ方は異常なのだと気づいた。

コロナが落ち着いてみんなマスク外しているのに、1人だけ外せない。保育園の可愛い子どもたちに、このおぞましいたるみを見せるわけにはいかない。
それに職員からは、私のこの迫力のある真顔のせいでいつも怒ってると思われて、注意されたこともあった。
笑顔が素敵かどうかで人間性を判断される福祉の仕事。人前に顔を出したくない気持ちが、仕事にブレーキをかけ始めた。

たるみのせいで色々支障が出てる。
「こういう顔なんだ」と個性として受け入れて生きていきたいのに、あまりにもマイナス面が大きすぎる。
これってもはや「治療」すべき案件では…?
という考えが頭をよぎるようになった。

とはいえ病気ではなく美容の範疇である以上、自費で、美容整形を調べなくてはいけないことはわかる。かなり抵抗はあったけれど、とにかく調べた。

じつは10年近く前に一度、埋没法の二重で大失敗している。
ガチャピンみたいなトンデモ二重にされ、2週間後に抜糸して、無かったことにしてもらったのだ。以来、美容整形には懐疑的である。
症例画像なんて嘘ばかり。どうせまた失敗する。
二重の時ドブに捨てたのは10万円だったが、目の下のたるみ取りはその何倍もかかるらしい。やめとけやめとけ。そう思って、たまに調べてはやめる繰り返しで1年経っていた。

→ 「その2 目の下のたるみ取りを決意」 へつづく


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