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延長してもうた…

またまたキャバクラに行ってしまった。
今月は行くかどうしようか迷っている時に、推しのホステスからLINEが来た。
「久しぶりに話したくなった」らしい。

そんなことは大嘘。営業だということは百も承知。
だけど、迷っている時にそんなLINEが来たら行く確定。

僕は貧困会社員でまだまだ売れていないクリエイター。お金の余裕なんて無い。
行くとしても、1セットだけにしようと決意。そうじゃないと生活や貯蓄計画にかなり影響がでてしまう。必ず1セットだけにしなければ。

そんな決意を固めて店へ。
やっぱりキャバクラはいい。日常の残業疲労、パートさんへのストレス、自分の実力不足を忘れさせてくれる。お店に行くだけで、即キレイな女性とお酒が飲める。非モテでどうしようもない俺からすると、オアシスの極み。

大事なのは、ガツガツしたり、挙動不審になったり、騒いだりないこと。30代でそんなことするのダサい。(すでにダサいの末期だけど…)
「まぁ別に女性に困ってないど、暇だから来た」みたいな余裕を精一杯演じながら、推しのホステスを待つ。すると5分ぐらいで登場。

秒で気持ちは完全にイッテしまった。行くまでは迷っていたくせに、推しが隣に座るころには、来てよかったと心から感じていた。

僕の推しは…
・21歳
・身長は160㎝ぐらい
・胸はDよりのC
・くびれはモデル級
・普段は顔きつめだけど、よく笑う
・エロネタも積極的にしてくる
・可愛いと生意気のバランスが絶妙
・会話のテンポが合う(勝手に思っているだけかも)
・元彼と時々、Hしているみたい

こんな感じ。ちなみに僕は37歳だけど、「君付け」で呼ばれている。せめて、「さん付け」じゃないのか?と思っていたが、推しのなので無問題。

キャバクラに行くと、ホステスから「ドリンクいいですか?」と言われる前に、自らススメて飲んでもらうようにしている。ここだけは、我ながらセクシー。

こんな俺の話でも、よく聞いてくれて、しっかりリアクションして、可愛く笑ってくれる。余裕の芝居を忘れて、顔の半分は鼻の下になっていたはず。幸せな時間はあっという間に過ぎてしまい、ボーイが時間終了を知らせにきた。

1セットだけと決意を固めたいたくせに、即答で延長してしまった。
その後も、会話は弾み気持ちよくなり、おかわりをさせまくった。

会計は24,000円。予算は10,000円前後ぐらいだったので、ざっくりでも倍以上。
「まぁこんあものやろう」みたな雰囲気を醸し出しながら支払った。かなり飲んでいたので赤い顔に、想定外にの支払いで青が加わり、席を立つ頃には顔は紫になっていたはず。そんな顔色見せるわけにはいかないため、急ぎ気味にエレベータに乗り店を出た。

帰りは足がものすごい重かった。自己管理能力の低さ、今月の生活の苦しさ、遠のく人生計画、で頭がいっぱいになり、耳から血が出そうだった。

俺は何もやっているのだろうか…。少なくとも11月は行くのをやめようと思っている。推しの女性からLINEが来なければ我慢できそうだけど、LINEが来たら、即決意は崩れそう。LINEがこないこと祈りたいが、キャバクラに行かないと話す女性がいない。情けない男やで。

どうにかして、動画編集とデザインで稼がなば。さぁ営業するか!


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