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34歳になりました。

少し前の話。7月26日に34歳になってしまった。
ついになってしまった。まさか本当に34歳になってしまうなって。
年齢重ねるにつれ精神年齢も重ねられたらよかったが、そんなことはなく、精神年齢は高校1年でとまってしまっており、16歳のまま。
精神年齢は16歳で、実年齢は34歳。自分で自分を心配。大丈夫かよ。

貯金もなく、成果や実力なし、大した資格なし、友達と彼女もいない。こんな状態で34歳を迎えるなて想像していなかった。過去の俺がこんな現実を知ってしまうと、膝を崩して未来に絶望してしまうだろう。過去の自分に申し訳ない。

誕生日だからなに?と思いながらも、家で一人で誕生日をむかえてられないと思い、行きつけのBARへ。何とか席はあったものの、まん延防止解除の影響もあり、BARのカウンター6席は満席でみんな楽しそうに盛り上がっている。
本当に愛されているいるBAR。みんないい表情で飲んでいる。
静かに飲みたかったが、雰囲気を壊さないように、作り笑顔をしなながら合わせて飲んでいた。

カップルのお客さんがいたり、たまたま居合わせて仲良くて話しているお客さんがいたり、その様子を見ていると誰かとお酒が飲めるっていいなと思ってきた。一人で飲むお酒もおいしいが、好きな人と飲むお酒も別のおいしさがある。久しぶりに好きな人お酒を飲みたいと感じた。

マスターと会話の際に、なにげに『今日俺誕生日なんんですよ。』と伝えた。
『あっそうなの?おめでとう。』ぐらいのノリで終わると思っていたが、これはお祝いしないと言ってくれ、他のお客さんにも呼びかけてくれて、店内は俺の誕生日パーティーに。いきなりで恥ずかしかったが嬉しかった。

ワインとピザをサービスしてくれました。
一人で切なくしんみりする誕生日が、まさか誰に祝ってもらえるなんて。
こんな誕生日は俺には贅沢と思ってしまうほど、まさかの展開。
他のお客さんからは『何歳になったんですか?』と聞かれ、34歳と答える。
正直に年齢を言うのが、年々言いにくくなってきている。そこそこの年齢なので。

すると、お客さんが『まだまだ若いですね』『これからですよ』と言ってくれた。
転職の際に年齢の項目を見ると35歳までの企業をいくつか目にしてきた。ということは34歳はクライマックスが始まっていると思っていた。
しかし34歳はこれからと言われると、少しだけ自信と元気が出た。

まだ人生は先の方が長い。
34歳はめちゃくちゃ若いわけではないが、諦めるにはまだ早い。
俺は現在、貯金はなく、成果や実力なし、大した資格なし、友達や彼女もいない。
7月にこれまで続けていた仕事を辞めて、8月から新しい仕事。
これからどうなるかわからない。もしかしたら大失敗するかもしれない。
やってみないとわからない。もう少しだけ前を向いてみようと思った。

来年は貯金少しでもある状態で、なにかしらの成果を上げて、実力もつけて、好きな人と誕生日を同じBARで過ごしたいと思っている。



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