毛虫をどのように伝えるかはいつも悩みます
今回はクマケムシ。
道路を猛スピードで横切っているあの大きな毛虫です。
あの長い毛がいかにも毒を持っていそうですが、じつは無毒。大人になったガの姿も(見ようによっては)美しい虫です。動きもコミカルで面白いのですが、やっぱり毛虫もガもそもそもイメージがあまり良くないですよね。他の動植物のように紹介してもなかなか魅力的に感じてもらえないでしょう。
さて、どうしよう?
選択肢としては「そもそも紹介をしない」って方法もあるんです。例えばGはこれからも紹介することはないでしょうし、個人的なことですが過去に被害にあったことのあるチャドクガやナンキンムシも忌々しい記憶が先に来ちゃうので、改めてイラストと共に紹介することはないと思います。
でも、クマケムシについては無害な隣人。無視をするのも不自然な感じがしますので、紹介することは決めました。ただ、どう紹介すれば魅力的に感じてもらえるか…。
彼のいちばんの特徴はあの早歩きだと思ったので、あの理由について。
あの早歩きは道路に限らず、芝生の上でも健在でしたので、どこでも基本的に早歩きさん。ここでは「どうしてわざわざ道路を歩いているのか」について書きました。
「でかい毛虫!危険に違いない」と眉をひそめていた人にそんな背景を知ってもらい、「お引っ越しなんだね」と、にこやかに見守っていただければ幸いです。
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