ミツバチの一瞬を捉える|春のネイチャースナップ入門
春なのに初夏を思わせるような暖かい日がありました。咲いてる花と、体感の気温がこうもマッチしない春は珍しいです。これも経験。
ミツバチと花の物語|ネイチャースナップ
自然界のさりげない瞬間をスマホ写真でおさめるネイチャースナップ。今週出あった自然を紹介します。(写真はすべてiPhone13で撮影しています)
青紫に染まったムスカリがあちこちに咲いていました。近くに身を落ち着け、低い視点から眺めてみると、まるでムスカリが作り出す森の中にいるかのようです。
低い視点からの眺めは、腹ばいにならないと見るのは難しいけど、カメラを使えば簡単に捉えることができます。
まるでムスカリと同じ背丈になったつもりで、その世界をのぞいてみる。すると1匹のミツバチがやってきました。
春の柔らかな日差しが背中を温めてくれて心地いい。
満開のナノハナを見つけたので写真を撮り集めていました。
冬の長い間、色彩に乏しい日々を過ごしていたので、この生き生きとした黄色は、心を躍らせます。
耳を澄ますと、羽音が聞こえてきました。見れば、ミツバチがここでも精を出しています。その勤勉さに、つい「ごくろうさま」と声が出ました。
タンポポの花をそっと裏返して花の根本を観察してみます。ささくれがなければ、日本のタンポポ。この花にはそのようなささくれが見られませんでした。
また、この花は満開になるまでには3日ほど時間がかかります。開いたばかりの頃は、中心部に花弁が密集しています。したがって、この花は新鮮で、日本に古くから存在する在来種のタンポポだと言えます。
飛んでいるミツバチを撮ってみよう
ここからはネイチャースナップに役立つコツをご紹介します。
春になって虫たちの活動が活発になってきました。特に花の写真を撮っているとミツバチはよく見かけるお隣さんです。
実は、花が咲くのは人間の目を楽しませるだけでなく、虫たちを引き寄せたいからでもあるのです。そのため、写真に虫の存在を入れることで、彼らと花との美しい関係性を表現できたらと思っています。
動き回る小さな虫をスマートフォンのカメラで上手に撮影するのは難しいですが、ちょっとしたコツで成功率がアップしますので紹介しますね。
ここから先は
みるみる自然に詳しくなるweb教室
もっと気軽に自然と親めるヒントを毎週日曜日に発信します。オンラインの自然イラストクラブはこちらを購読いただくことで参加いただけます。(後日…
継続的な発信のため、あなたのご支援をお待ちしております。発信のための活動費に使わせていただきます。