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秋の匂いと丸っこいものたち。9月の筑波実験植物園

秋です。秋です。秋の匂いがする。
なんと表現したらいいのか
涼しくなった空気にまじるツンとしたような
そんな匂い

などと歩いていると
別の秋の匂いにも気付きます

今度は甘い匂い
カツラですね
黄葉した葉っぱからは甘い香りがします
これも秋の匂いの一つ

秋はいろんな匂いがあるんだなあ
もっと乾燥してきた頃の
埃っぽい、土っぽい匂いも好きだし
稲刈り後の田んぼの匂いも好き

おっと、今日は匂い話だけで終わるところでした
9月に見られた動植物を紹介していきますね

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肩たたき棒のようなキノコ

ボクはキノコが全然わからなくて
見たとしても素通りしてるのですが
初めて見たこれは衝撃的でした

マントカラカサダケというキノコ

肩たたき棒のような、木魚を叩く棒のような形です
それが地面に突き刺してあるのかと思いましたよ
しかもでかい!
高さ30cmはありました

これから傘が開くとまた大きい傘になるんだとか
これは後日また行かないとですね

ニーニーニーの声が聞こえてきた

セミの声はまったく聞こえなくなり
かわりにコオロギのリィリィリィがあちこちで聞こえます
鳥だとシジュウカラやスズメに混じって

ニーニーニー!

おっと久しぶりのヤマガラです
ニーニーニーと鳴くのは「集まれ」の意味なんだとか
なにに集まれ〜と言ってるのでしょうか?
と見上げてみたら頭上にあったのは
エゴノキの実

ヤマガラはこの実が好きなんです

ボクがみた感じまだ青くて食べられるのかな?と思ったけど
コツコツコツとくちばしで叩いている音もしていたので
どこかに熟した種があるのでしょう

「美味しいのがあるよ〜」とニーニーニーしてたのかもしれません

初めて嗅げたフジバカマ

秋の七草の一つだけど、激減していて滅多に見られない草です
たぶん栽培のものしか見られるチャンスはないのでは?

花が良い香りがすると聞くのですが
以前見た時は遠くに咲いているのを眺めただけだったので
嗅げずにいました

今回は嗅げる距離に咲いていたのでくんくん…

う〜っすらと甘いさわやかな香りがするような…しないような…笑

調べてみたら花より葉っぱの方が香るらしく
しかも乾燥させた方が香りが強くなるとのこと
ん〜植物園の葉っぱをもぎとることはできないな

でもまあ、なんとなく匂いは嗅げたのでよしとしよう

長年の夢が叶った

満開のヒガンバナとアゲハチョウたち

ヒガンバナがあちこちに咲いていました
そこにカラスアゲハやナミアゲハなどが吸蜜にきていました

ヒガンバナは毒があるということですが
蜜は大丈夫なんでしょうか?

まあ、一度離れてはまた飲みに戻ってきていたので
チョウたちには無害のようです

あ、そういえば吸蜜してたわけじゃないけど
アオスジアゲハも飛んでいたな…(描くの忘れた)

まとめ→丸っこいのが増えてきました

実りの秋なので実が増えてきました
絵にしていても丸っこいのが多い印象でした

エゴノキ、ガマズミ、コムラサキ
ドングリもいろいろ落ちてたし
傘が開く前のキノコも丸っこい

そして、それらをついばむ鳥たちの登場回数も増えてきそうです

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