シテイセールス (愛川町日記 2018年9月10日より転載)
とある愛川町に隣接する自治体に本拠地を構えている結構有名なスポーツチームの事務局の方とお話をしていて。
「うちのチームも練習場所の確保が大変で」という話題が。
で、私が「愛川町には三増陸上競技場や田代運動公園とかありますので利用してみたら」と何気なく話してみたら
「愛川町って厚木市ですか?そんな競技場があっただなんて知りませんでした」という答えが。
「とある愛川町に隣接する自治体に本拠地」がありながら「愛川町」を知らないとはどういうことだ、と言う前に。
なぜ愛川町は売り込みをしないんだろうか。
いま多くのスポーツチームが練習場所の確保に困っている。
愛川町から売り込めば喜んで利用するチームもあるだろう。
そこからスポーツチームとの交流が生まれ、「ホームタウン協定」や「試合の開催」などつぎのステップへ進める。
サポーターも練習の見学に来るだろう。
僕も取材で練習場所へ行くが、平日でも多くの人が練習を見学している。
それに愛川町の子供たちに「一流のプレイ」を間近で見させることができる。愛川町の中にある「愛川町スタンダード」は「一流」に接したことのないことによって生まれているのだから、たとえ見るだけでも「一流」に触れることはいいことだ
東京オリンピックで、相模原市がブラジルの事前キャンプ地となっている。愛川町は神奈川県内でも屈指のブラジル人が多い町。なんらかの連携があっていいはずなのにそんな話も聞かない。(相模原側からは「愛川町とそういう動きもしていきたい」という話は聞いている)
簡単な話
三増陸上競技場や田代運動公園のチラシをもって近隣のスポーツチームを回る。お金も時間もそれほどかからない仕事。
そして、それが「シテイセールス」だ。
三増陸上競技場や田代運動公園のより良き利用にもつながる
もし、そんな情報を得ていながら、町が動かないのは大きな思慮があっての事なのかもしれないが
そういう情報もしらず、行動もせず、ただ単に「愛川町はだれも見向きもしない何もない町」と駄々をこねるのは見当違いなことだ。
そして、もう一つ
同じように愛川町に隣接する自治体に本拠地とあるチームは、愛川町で練習・試合をしていた。
しかし、愛川町側から「雨の日は陸上競技場の周りが汚れるから練習をするな」「うるさい」「町民以外の利用は認めない」などの声が出てきて、結局練習場としての利用をやめたることとなる。
役場からの意見ではないと願うが(町議ではないかと言うお話はあるが、確認はしていない)、スポーツはイメージの一面もあり練習場の利用には最新の注意を払っている。
使用前に、町との打ち合わせもしているはずだ
どう考えてもいいがかりだろう。
ならば、「三増陸上競技場や田代運動公園」よりよき活用法を示してもらいたいですね
「シテイセールス」には
たとえどんなにいい施設でも、売り手側(自治体側)の態度も考慮されます。
「三増陸上競技場や田代運動公園」はすばらしい設備です。
それが、数年後に「負の遺産」とならない活用がされることを願っています。