たまには芸術的に
今日は町田市立国際版画美術館へ
雨がぽつぽつと。
寒くなりましたね。
こういう天気は人を情緒的にして、「哲学者」や「芸術者」にしますね。
僕だってこういう日はあります。
命の限りを考えて、ちょっと楽しくなるような日です。
このスペース好きだな。
映画の一場面みたいな重厚さと、ここが町田であると気づく滑稽さと。
今日の取材は
僕は芸術は好きではないし、理解をする度量を持ち合わせていませんが
それの持つ空気や存在感にひれ伏すような感情は持っています。
それが事、何百年という年輪のような歴史を刻んでいたらなおさらです
500年。日本だと戦国時代。単純に500年を引くと1520年。
織田信長や徳川家康が生まれる前。英雄が形もなく、種火のような豪傑たちがいた時代。そんな時代の一品。そんな時代を生きた人が目を細め、激しい息遣いで木に向かい合い、薄暗い部屋の中で、魂を一刀に込めた。と思うともはやこれは紙の束ではなく、ロマン(ちょっと気後れするような恥ずかしい言葉だが)にしか見えない。
神話の時代から
ファンタジーの世界まで
500年は一口に言えませんね。
僕が気に入ったのはこれ。
タイトル忘れたけど。
よくみると
向かって左の青いベストの「大酒飲み夫」、黄色に服の女性にキスを迫る「浮気夫」、その後ろで女性の胸ぐらをつかむ「暴力夫」がいます。
これらをぶちこむと、もれなく「いい夫」(右側ね)になる蒸留装置です。
まあ、僕は3人の夫にはあてはまりませんが、同じぐうたら夫として目をそむけたくなる絵。色合いもいいですし、見ているだけで人物が動き出しそうで。
こういう作品は直に見る方がいいですね。
作者の息遣いが聞こえるくらい間近で見る方が。
その方が作者の声が聞こえる。
「妻バージョンの蒸溜装置あるけど、いるかい?」
という笑いを殺した声が。
取材放送予定日
・10/20 10:35 ・10/22 8:30 ・10/26 17:35
・10/27 17:35 ・10/28 12:35
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