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勝坂へ

今日6月14日はあいにくの雨。

そんな中、朝から

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相模原市南区の新磯地区・勝坂へ。٩(ˊᗜˋ*)و

団長さんはもう新磯の人だね。魂を売っちゃった、新磯に。(灬ꈍ ꈍ灬)ポッ

ああ・・・
緑が目に染みる・・・

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ココが人口70万人(神奈川県で3番目、全国で18番目)で
近々リニアが開通するであろう政令市とはおもえないな・・・(/ω\)
まあ、この緑が相模原のいいところのひとつでもあるけどね。

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11時くらいになって、雨が強くなってきました
傘を持たない主義の僕は(いつもなくすから)、木の下で雨宿りです。

2カ月ぶりのこの風景です。

2カ月前、4月8日に来ました。
その時は

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有鹿神社奥宮の水引祭です。

この日は「遷座祭」。

海老名市の有鹿神社本宮から男の神が、女神がいるここ勝坂の奥宮にお越しになりました。

「水引祭」

別名「水もらいの神事」。

海老名の有鹿神社本宮から男神を連れた一行は、実際に有鹿神社奥宮のそばの泉から有鹿谷の湧水を汲み、海老名の本宮までもっていきます。

この神事の原型は縄文~弥生期に起こり、
戦国時代の騒乱により祭祀は中断し、1575(天正3)年に復活すると、
明治期には態様の変化があるなどしつつ、大正初期までは盛大に執り行われてました。
しかし相模川左岸用水が整備されるなどしたため再び中断したのち、1965(昭和40)年の奥宮石祠造立をきっかけに復活。

まあ、神事に歴史の鍬を入れるのは野暮ですが、海老名側の水利確保のための既成事実作りの意味合いもあるでしょうね。

有鹿神社についてはこちらを

ちなみに勝坂の有鹿神社奥宮はこちらです。

「遷座祭」の取材音源はこちらです。

この時は

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完璧な格好で「お水取り」を経験させていただきました。
これは貴重な体験♡ヾ(^。^*)

で、今日6月14日は 「還御祭」

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4月からこの日まで、奥宮の女神のところでステイホームしていた男神が、海老名の本宮へ帰るちょっとおセンチな日╭( ๐_๐)╮

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厳かに行われました。
こういう儀式は見ているほうも身の引き締まる感情がありますね。


有鹿神社といえば。

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パンダ宮司さん。
やっとがぶりえると写真がとれました( •ॢ◡-ॢ)-♡
念願、叶う。

<まわりの声>
ヒソヒソ
「あの白いのなにかしら・・・」
ヒソヒソ
「不思議な生きものね・・・」
ヒソヒソ
「たまご、だよねあれ」
ヒソヒソ
「まんじゅう・・・?」
ヒソヒソ
「とりあえず、写真をとります・・・?」

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がぶりえる(違う意味で)人気者になってました(笑)(;^ω^)


ちなみに。

有鹿神社周辺の「勝坂有鹿谷祭祀遺跡出土の祭祀遺物」は、相模原市の定有形文化財【考古資料】となっています。

(引用)
昭和30年頃に勝坂遺跡下段部の湧水が流れる有鹿谷付近で、土地所有者による水田改良の際に発見されたました。
遺物は、銅鏡7点、子持勾玉1点、管玉1点、石製玉類112点、石製祭具(鏡形、勾玉形、剣形等)104点、石製有孔円板65点、土師器6点、玉石8点です。
遺物の年代は5世紀前半から7世紀前半と考えられ、ひとつの祭祀遺跡から発見された祭祀遺物としては、種類・量ともに極めて豊富なものです。
市内には同時期の遺跡は少なく、勝坂有鹿谷が市内唯一の祭祀遺跡であることから、この祭祀遺物は相模原地域周辺の古墳時代における祭祀の様相及び変遷を示す重要な資料です。

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有鹿神社の水引祭。

今年初めて参加しました。

海老名市と相模原市南区勝坂を結ぶ水を巡る壮大な神事。

男神と女神の生産を顕す「神事」であると同時に

勝坂の有鹿谷の水が海老名の肥沃な大地を潤していたという「地理」。

それに沿うように街ができ、文化が生まれた「歴史」。

その二つも伝えているのも忘れてはいけません。

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だから、もっと多くの人に知ってもらいたいな。

勝坂のある新磯の人たちも知らない「神事」。

ちょっともったいない。

相模原市と海老名市の自治体も
「神事は宗教儀式なんで市としてはなかなか大きく携われない」
と言わずに。

「地域の伝統文化」といえばほとんどの根っこが「神事」です。
自治会のお祭りや盆踊りだって、よくよく紐解けば「神事」です。
NHKが大々的にやっている大相撲だって「神事」です。

固いこと言わずに。
お得意の「シティーセールス」のお題目でもいいですから。

だって。
こういう民俗性・土着性を色濃く残した「イベント」は
続けていくことに意義があり、そこには当事者以外の人々による支援や持続のための努力が必要です。
「終わって」から慌てても一度途絶えた文化は復興しにくいですから。

有鹿神社周辺では市民団体による水田もあります。

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清き水のある所に、人は集まります。

人が集まるところに、文化が生まれ、歴史が生まれます。

古代から綿々と続く人と自然の営みがここにあったことは、この有鹿神社奥宮の上にひろがる勝坂歴史公園からわかります。

海老名の始まりが、この有鹿谷の湧水から始まったというのは端的かな。


その水を生み出した

有鹿神社の男神と女神。


しばらくは離れ離れだね

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また来てね

有鹿神社の男神さま。




<水引祭取材放送スケジュール>
6月15日 17:30頃
6月16日 8:45頃

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