世界一周旅行記＃10 リトアニア2日目

Masaaki

2024年12月27日 16:05

こんにちは、Masaakiです！
前回からバルト三国最後の国リトアニアに来ています！
今回は杉原千畝のゆかりの地でもあるカウナスに行ってきました！

10月9日（火曜日）2日目

1、カウナスへ🚃

今日乗るのは、リトアニア国鉄！
ちなみにビリニュスからカウナスまでは約2時間半。

今回の旅行にあたって、ユーレイルパス（ユース）1等車を購入しました！
またユーレイルパスについてはどこかで紹介したいと思います。
リトアニア国鉄の1等車はこんな感じ！
1＋2の座席配置で、水が一本無料でもらえます。

2、カウナス観光

電車に揺られて2時間半。
やってきました。杉原千畝ゆかりの町、カウナス！！

・メトロポリスホテル

まず初めにやって来たのはここは、日本国総領事館が閉鎖されて日本に帰る前に泊まったとされるホテル。
ここでも、日本の通過ビザを求める人々に発行を続けたとされている。

ロビーの横にちょっと杉原千畝の写真が飾ってあるだけで何も説明はなかったです。
当時の宿泊名簿は無くなっていたようなので、杉原さんがどの部屋に泊まったかはわかりませんでした。

・聖ペテロ＆パウロ大聖堂

リトアニア最大のゴシック建築で、外観は赤煉瓦造りの落ち着いた佇まい。
内装は外観とは違い、豪華絢爛な内装✨✨

・カウナス城

13世紀にドイツ騎士団の信仰を防ぐために作られたと言われています。
1363年に騎士団によって何度も攻撃を受け、破壊してしまいましたが、15世紀に再建。その後、ビタウタス大公の時代に防衛拠点としての役割を終えたとされています。
バルト三国のお城とか旧市街ってどこも丸くてとんがってるところ多い気がする。なんか見てて可愛い❤️

バルト三国でよく見かけるコーヒーチェーン「カフェイン」
ネーミングセンスがめっちゃ良くて好き！
もちろん味も美味しいから滞在中は何回も行ってました！

道端でたまたま見つけたピンクの像のペイント。
多分落書きやけどクオリティ高くね！？

カウナス中心部にある並木道。
両側にカフェやレストランがあって市民の憩いの場になってます！
そして奥に見えるのが白い外壁が特徴の聖ミカエル教会⛪️
何気のこの写真めっちゃお気に入りです！

・杉原千畝記念館

本日のメインである杉原千畝記念館！
当時のリトアニア領事館として実際に住んでた邸宅をそのまま博物館にしているので、当時と変わらない姿を残しています。

ここは、高校で世界史の授業を受けてからずーーーっと行きたいって思ってた場所に来れました！
ちなみに聖ミカエル教会から歩いて15分ほどですが、途中すごい段差のある階段を50段ほどあるんで結構疲れます。
めっちゃ住宅街にあるため、ほんまに合ってるん？ってなりました笑笑

【杉原千畝って誰？】
杉原千畝さんは、第二次世界大戦当時、日本の外交官として勤めていた人で、1939年にナチスドイツと旧ソ連の間に位置していたリトアニア, カウナスの在リトアニア総領事館の領事代理として赴任していました。教科書で一回は見たことあると思います。

その後、ヒトラーによるユダヤ人に対するホロコーストを恐れてリトアニアに避難してきた多くのユダヤ人に日本への滞在を許可する『命のビザ』を発行。大使館が閉鎖してもなお、リトアニアを離れる最後の最後までユダヤ人のためにビザを発行し続けました。
その数はなんと記録に残ってるだけでも2139枚にも及ぶのだとか。

彼の発行したビザによって助けられた人は6000人を超えていると言われていて、多くのユダヤ人を救ったドイツ人実業家、オスカー・シンドラーにならって、『東洋のシンドラー』とも呼ばれています。

ここがあの有名な杉原千畝の執務室を再現した部屋。
机の上には、ビザを発行したとされるユダヤ人名簿が置かれてました。ここで毎日朝から晩までユダヤ人のためにビザを書き続けていたと考えると、同じ日本人として心に来るものはありました。

命のビザを持ったユダヤ人たちは、シベリア鉄道に乗ってウラジオストクまで行き、フェリーで敦賀に渡り、そこからイスラエルやオーストラリア、ニュージーランド、北米や南米に逃れて行きました。

そのほかにも、旧オランダ植民地への避難ビザを発行したオランダ名誉領事官であるヤン・ツヴァルテンディクさんの展示や生存者の証言や物語なども展示されていました。

受付で聞いたところ来館者の8割は日本人だとか。残りの2割は、杉原に助けてもらった遺族の人やユダヤ人が多いみたいです。
リトアニアに行った際はぜひ行ってみてください！