【ネタバレ有】映画すみっコぐらし「青い月夜のまほうのコ」の感想①〜エンドロール編〜
!はじめに!
当記事にはネタバレを含んでいます。
映画を見ていない方は、戻るボタンを押してくださいね。
◆映画すみっコぐらし 青い月夜のまほうのコ を見ました
さて、2年ぶりにすみっコがスクリーンに帰ってきたということで、今年も早々に見に行ってまいりました。
今回は大きく2つのことを思いましたので、2記事に分けたいと思います。
では、早速1つ目の感想に参りましょう。
※ここからは、前作の映画「とびだす絵本とひみつのコ」の内容についても触れています。
もしまだ見ていない方で、内容を知りたくないという方は、戻るボタンを押してください。※
◆衝撃のエンドロール
今回の映画も泣けるシーンが数多くありましたが、エンドロールのラストを見て、涙をぶり返した方も少なくないのではないでしょうか。
大きなクリスマスツリーに、「ひよこ?」を模したオーナメントが飾られていたワンシーンです。
本編で何度も何度も涙を流した私ですが、エンドロールでBUMP OF CHIKENの優しい歌声に包まれ、ほっこりした映像を見ること数分、ようやく涙も落ち着いたという頃に、すみっコ映画は最後の最後に私の涙腺を爆発させました。
「ひ…ひ…ひよこーーーーーー!!!!!!!(“なかまのしるし”のお花も付いてるーーーーー!!!!!!)」
2年前私は、前作の映画の考察ブログを書きました。
“ひとりぼっちを経験しているすみっコたちだからこそできた、心優しい行動のおかげで、ひよこ?は絵本の中で幸せになれた” というようなことを、興奮そのままにツラツラ書いています。
この考察を書くことで、私の寂しさ・辛さは成仏できていたのですが、今回のエンドロールを見て、また筆をとりたくなってしまいました。
◆「離れていても、ずーっと仲間だね」
エンドロールに出てきたクリスマスツリーのオーナメントは、すみっコたちが作っていました。
これは、すみっコたちの思い出の中に、今もひよこ?がいることの証明でもあります。
これを見たとき、前作ラストシーンの井ノ原さんのナレーション、 「離れていても、ずーっと仲間だね。」 この言葉が頭をよぎりました。
ひよこ?とすみっコたちは、映画の中で別れを経験しています。
心通わせ合った友と、もう遊べない、喋れない、姿を見ることすらできない……なんて辛い現実なんだと思いました。
でも、彼らは今でもお互いに思い合っているのです。
ひよこ?は新しい仲間たちと遊ぶ度、きっとすみっコたちのことを思い出しているはずです。
そしてすみっコたちも、ひよこ?のことを忘れていないことが分かる描写が今回ありました。
絵本の世界とすみっコの世界は二度と交わることはないけれども、こうして思い合ってさえいれば、彼らはずっと仲間=友達なんですよね。
そんなことが伝わる、すごく幸せな1シーンだと思いました。
◆思い出があることが素敵なこと
私もこれまでの人生で、色々な別れを経験してきました。
引っ越しによる友人との別れ、退職によるお世話になった上司との別れ、身内の不幸。
永久の別れでなくとも、大切な人たちと離れるのは、いつだってとても寂しいものです。
しかし、別れが辛いと思える人との間には、今でも大切にしているたくさんの思い出があります。
そしてその思い出は、今の私を支えてくれることもあります。
誰かとの思い出があること自体、とても素敵なことではないでしょうか。
『素敵な思い出』とよく言いますが、『思い出が素敵』なんだなぁ。
ひよこ?とすみっコたちの“離れていても思い合っている”という温かな関係を見て、初めてそんなことを思いました。
エンドロールを見るまでは、今回のふぁいぶちゃん達魔法使いご一行様は、5年に一度(頑張ればもっと早いスパンで?)会えるのに、ひよこ?は一生会えないのかぁ…と少しばかりまた寂しさがぶり返していました。
「ひよこ?を皆と会わせてやってくれよぉ~」と未練がましく思ってしまいましたが(笑)、今ではもう大丈夫です。
ひよこ?とすみっコたちは、会えなくても思い出が繋いでくれるから大丈夫。 そんな一生のお友達になれて良かったね。そう思えます。
私自身も、なかなか会えないけれど、素敵な思い出を共有している仲間がいることにすごく感謝しなきゃなぁと思いますし、これからも家族や友人たちとたくさんの思い出を作っていきたいです。
そして欲を言えば、ふとしたときに誰かに思い出してもらえるような人間でありたいです。
そのためにも、周りの人に対して誠実に生きていこうと思いました。
しかし、、エンドロールのたったのワンシーンでここまで感想を抱ける自分も、なかなかすごいな。(笑)
◆ひよこ? is フォーエバー
すみっコぐらし映画製作に関わってくださった皆様、今回も最高にグっとくる演出をありがとうございました。
よこみぞ先生、もう一度ひよこ?を描いてくださってありがとうございました。
一生私はひよこ?担です(笑)
大好きにさせてくれて、ありがとうございました。
ひよこ?isフォーエバー。
さて、次の記事では今回の映画本編についての感想を綴ろうと思います。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。