【YouTubeショート】子ども向け動画は伸びる?
今日も見ていただきありがとうございます!
株式会社Kumarba代表の樋渡(ひわたし)です。
弊社は登録者数50万人、総再生回数8億回のキッズ向けYouTube「クマーバチャンネル」を運営しています。
その知見を活かして、今回はYouTubeショートで子ども向け動画は伸びるのか?ついて話していきたいと思います。
子ども向け動画のショート動画
単刀直入にいうと、YouTubeショートの子ども向け動画は伸びません。
なぜならば、お子さんはYouTubeのショートフィードを見ないからです。
YouTubeのアナリティクス画面では、デバイスごとの視聴回数を見ることができるのですが、「クマーバチャンネル」の場合は圧倒的にテレビで視聴されています。
これは他の子ども向けチャンネルでもそうですので、2024年現在お子さんがYouTubeをテレビで見ることが一般化しているといえます。
YouTube Kids
また、YouTubeとは別の子ども向け動画専用のアプリ「YouTube Kids」も一般化しています。
このアプリでは「子ども向け」に設定された動画しか表示されず、より安全に子どもにYouTubeを楽しんでもらえるアプリになっています。
YouTube Kidsにもショート動画が表示されますが、お子さんが好んで観ないせいかショート動画のレコメンドは多くないように思います。
【実例】ショート動画
「クマーバチャンネル」で配信しているショート動画の実例を紹介します。
テレビアニメの切り抜き
2024年4月〜6月にテレビ東京ほかでテレビアニメ「クマーバ」が放送されていて、アニメの切り抜きをショート動画で配信していました。ちなみにテレビアニメシーズン2は2024年10月から放送されます!
一定の再生数は出ていますが、同じ配信期間で横向きの動画が10〜100万再生されているのに比べるとそこまで観られていません。
トレンドを意識したショート動画
お子さんやそれ以外の方にもクマーバのコンテンツを楽しんでもらいたいという目的で、トレンドを用いた動画も配信しています。
こちらは2023年にカップヌードルのCMに採用されてヒットした楽曲「強風オールバック」にのせてクマーバが色々な場所を旅する動画です。
配信10ヶ月で5.2万再生とそこまで伸びていない印象です。
YouTubeアナリティクス
テレビアニメ「クマーバ」関連のYouTubeショートで配信した動画を再生回数順に並べました。配信期間が一番長い1話のショートが最も再生され、それ以降は配信開始順に並んでいます。
特質すべきは、視聴の割合が低くほとんどスワイプされているという事実です。平均で27.3%の視聴ということは、動画が流れてきた100人中27人が動画を視聴し72人がスワイプして動画を飛ばしているということになります。
視聴が60%をこえてくると、YouTubeから良い動画と判断されてオススメ表示が増える傾向にあるそうです。
なぜ子ども向け動画の視聴率が悪いのか
仮説ですが、普段お父さんやお母さんなどのご家族のスマホでお子さんがYouTubeで横長の子ども向け動画を観ています。
夜などにお子さんが観ていない時間にご家族の方がそのスマホでショート動画を観ている時に「クマーバチャンネル」のショート動画が出てきてスワイプしていると思われます。
そのため子ども向けショート動画の視聴率が悪いのではないかと思われます。
まとめ
YouTubeショートの子ども向け動画は伸びないとご説明しました。
それはお子さんがテレビやYouTube Kdisアプリでの視聴が多く、スマホでショートフィードを観ないためと思われます。
弊社では他社様の子ども向けYouTubeチャンネル運用を多く行っていますので、もしご興味ありましたらお気軽にご連絡いただければと思います!
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