サンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼道/2日目
2日目 ポルトマリン(Portomarin)からパラス・デ・レイ(Palas de Rei)25km
足は痛いが、昨日の夕方よりは随分と楽になり、よし!歩くかと、8時ごろに起きて、準備をする。キッチンでは韓国人のご夫婦が韓国風スープとごはんを食べていて、「何度、食べさせてください」と言いたい気持ちを抑えたか。昨日買ったバナナとヨーグルトで我慢する。
9時ごろにホテルを出発し、ここからパラス・デ・レイまでの道は、昨日に比べ綺麗な景色のところも多かったし、比較的歩きやすかった気がする。
ここらあたりから歩いているとすこーしずつ巡礼の人を見かけるようになっていった。それでも、はやり人は圧倒的に少ない。
ポルトマリンが少し山沿いに街があり、そこから少し川に降り、さらにまた登るという道だったため、歩きはじめは少し登りでつらい。が、しばらくすると平坦になっていく。
本日、歩きはじめてお昼頃に私の足が限界を迎える。冬のスペインは雨がすごいよと聞いていたので雨でも大丈夫なブーツで歩いていたのだけど、痛す
ぎて、座れるところで靴を脱ぐと両足に大きな豆ができていた。一応、いつも履いているKEENの靴を持ってきていたのだけれど、それに履き替えたとしても、豆が痛そうだなと座って悩んでいると、通りがかりの韓国人の男性が話しかけてきてくれて、見かねて「絆創膏があるからいるか?」と聞いてくれたので、遠慮なく2枚くれとお願いした。靴をKEENの靴に履き替え、とぼとぼ歩いているとカフェでお茶をしているさっきの韓国男性がいるツアーグループを発見した。話しかけると、それは大変だろうとさらにパット的なものとそれを固定できるテープをくれる。やさしいなぁ。
クッキーをもらいながら少し座って話をし、休憩したものの、私の足は限界を迎えているのに、まだまだ本日の宿までの道のりが長いため、お先にと歩き出す。抜きつ抜かれつ。。。もう!さすがに足が限界だというころにパラス・デ・レイに到着。街のはずれにある宿にはなんとか到着できた。
宿にチェックインするとオーナーの彼が私が重そうにしていたため、カバンを測り、「カバンが15キロもある!君には重すぎるよ。明日は荷物搬送にしなさい」と言われる。だけどこのホテルをbookingで予約した時のメッセージに「荷物は送るな」って書かれていたから、今日はしかたなく担いで来たんだけどなーと思いながら、「そうします」と荷物の送り方を教えてもらう。
夜は宿のイタリア人会なる夜ごはんに参加をした。みんなスペイン語であんまり会話には入れなかったけれど、ごはんもおいしかったし、楽しいひとときだった。そして私の足を見かねたオーナーの彼が針と糸で豆を潰してくれた。それをみんなで見ながら盛り上がる。
Albergue a Casina di Marcelloはすごくいい宿だった。よかったら、ぜひ、お泊まりください。
3日目 パラス・デ・レイ(Palas de Rei)からメリデ(Melide)14.8kmに続く