6歳息子が初めてのキャンプでいきなり成長が感じられた話
だいぶ時間が経ってしまったけれど、今年の夏に、6歳の長男が初めて親元離れてテントで寝るキャンプに参加してきた。
今年から通い始めた「アウトドアクラブハウス」というお台場にある学童スクールが主催のイベントで、初めて親と離れてキャンプする子(年中~小2)対象で、都内の若洲海浜公園キャンプ場で夕方から翌朝まで、というショートキャンプ。
すでにクラブでなじみのあるインストラクターに、同い年のクラスメートも何人も参加するので、本人もワクワクして参加していった。
長男は次男が生まれた2歳の時からベッドで一人で寝られる子だったし、私がいない夜もしょっちゅうあるので、親がいないところで寝ること自体は全く問題ないと思ってた。
唯一心配だったのが食事。
とにかくすごい偏食。
食べられないものが多すぎるし、そもそも見たことないものや、見た目が好きそうでないものは、口に入れてみることさえ絶対しない。
保育園では、何とか食べているようだが、家では、ほんとに決まったものしか食べないので困っている。
キャンプで出されたものを拒否していたらどうしよう。
ドキドキしながら、翌日の朝にキャンプ場に迎えに行って、聞いてみた。
「ごはん、ちゃんと食べられた?」
「うん・・・。でも頑張ったよ。」と息子。
インストラクターに聞いてみたら、やっぱり朝ごはんのソーセージ2種類のうち、1つがどうしても食べられず。でも、なんとか3本あるうちの1本だけ、と約束して1本だけ食べたそう。ただ、食べたくなくてグズグズしてて朝ごはんを食べ終わるのが遅かったから、食後の公園遊びには行かせてもらえなかったらしい。
あー、やっぱりか。
ただ、驚いたのが、ソーセージは食べれなかったけど、パンケーキは気に入ったらしく、5枚も食べていたとのこと。
パンケーキ5枚!!
家でパンケーキ焼いても、いつも1枚の半分くらいしか食べないのに。
そもそも朝食はいつもすごく食べる量が少ない。
夜までいっぱい遊んでよく寝て、朝から散歩して、とてもお腹が空いていたんだろうなあ。そんなに朝ごはんをたくさん食べたことないのですごく驚いた。
「食べる量が少ない子は、外遊びが足りない」と以前インストラクターが言っていた。クタクタになるまで体力使って遊べば、もっといっぱい食べられるはずだ、と。
なるほど。こういうことなのかも。
さらに驚いたのがキャンプから帰った次の日のこと。
ランチに入ったお店で、私が刺身定食を食べていると、
「それ、食べてみる」と息子。
!!!!!
3歳の弟が「美味しい美味しい」と刺身を食べていても絶対に手をつけようとしなかった刺身。
食べてみる、と自分から言い出す日が来るとは!
なので、ヒラメの刺身を半切れあげてみたら、「うん、美味しいね」とのこと。
わっ、マジで!ついに人生初の刺身!
実際、その後は、全然食べなかったけどね。ま、それでも、食べたことないものを口にしようとしてみた、その心意気が嬉しいよ。
初めてのキャンプで、ちょっと自信もついたのか、なんだかいきなり成長したみたい。
アウトドア体験、そして、親と一緒でないキャンプやお泊りの体験はいっぱいいっぱいさせたい。こういった体験のひとつひとつで、少しずつ成長していってくれたら嬉しいな。