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息子と2人旅~直島&小豆島~
早めに冬休みに入った長男と、香川県の高松経由で直島と小豆島へ2泊3日の旅に行ってきました。10歳の長男は、身長はまだ私より小さいけれど、靴のサイズは同じ。体力もまあまあついてきているけど、まだまだママが大好きという絶妙な年齢の長男との旅は楽しかった。中学生になったら、もうこんな風に二人で旅行とかできないかも、と思うと貴重な旅だったので、記録しておこうと思います。
旅先に直島と小豆島を選んだわけ
現代アート好きの私は、以前からいつか直島に行ってみたいなあと思ってました。で、今回オフシーズンに行けるということで、飛行機はオンとオフでだいぶ値段が変わるので、飛行機で行けるところにしようと思い、長崎や北海道、韓国、台湾あたりと検討した結果、香川経由の直島行きに決めました。JALの航空券と宿がセットになったプランが安かったのだけど、直島には提携の宿がなく、小豆島にはあったので、2泊目は小豆島にして契約。1泊目の直島はBooking.comで宿を取りました。
直島観光:よかったこと、いまいちだったこと
高松空港に着いてからバスに乗り高松港へ。そして、フェリーに乗って1時間程度で直島に着きました。飛行機、そして、フェリーというのがなんとも旅気分を盛り上げてくれますね。実際フェリーでは、広いソファーで飲み物を飲んだり、デッキに出て外を眺めたり、と楽しめました。ただ、昨今人手不足でフェリーの本数が減っているようで、図書館で借りたガイドブックには高速船が1日5本運行していたのが、実際にウェブサイトで確認すると3本になってました・・・。船がないと移動できない島々。人手不足というのは結構シリアスですね。こんなニュースも。
瀬戸内国際芸術祭の会場の島を結ぶ直島ライン 運航する会社が「人手不足」のため来年春の運航断念【香川】
よかったこととしては、やっぱり草間彌生さんのかぼちゃをはじめ、小さな島々に数々のアート作品があったり、ミュージアムがあって、アートを満喫できること。息子はもうサイズ的に大人の自転車に乗れるので、2人でレンタサイクル(電動)で、海を見ながら島を自転車で廻れたのも良かった。
美術館としては、地中美術館と安藤ミュージアムに行きました。地中美術館は入館料高くて(最安で2500円、休日窓口3000円)、最初は躊躇したけど、15歳以下無料なのと、ここでしか見られない安藤忠雄設計の建物内での地中での独特の展示を見られて、結果的に大満足でした。泊まったところも、昔ながらの狭い道沿いの古い町並みの宿で、街の雰囲気や、近くのアート銭湯なども楽しかったです。
直島のよくなかった点、というか、ちょっと不便だなと思ったのは、晩御飯。オフシーズンなのもありますが、定休日じゃないのにお休みの食事処が多く、あやうく夕食難民になりかけました。夕食付のホテルに滞在していない外国人は若干露頭に迷っていそうな感じでした。
小豆島観光:よかった点、いまいちだった点
直島&小豆島への旅、というのはわりとよくあるのかと思っていたら、なんとこの2つの島は直通の船がないんですね。これは大きな誤算でした。一度高松に戻るのも時間がかかるので、岡山の宇野港に行ってそこで乗り換えにしました。が、ここも接続が悪く、最悪1時間以上も港で待ち時間が出てしまう。結局、待ち時間の一番短い朝の時間帯の船で、直島から宇野港、宇野港から小型船舶で豊島を経由して小豆島に渡りました。
小豆島は直島に比べるとかなり広く、エリアによって見るものは様々。港の近くに、干潮の時間だけ島に渡れる「エンジェルロード」があって、そこに行けたのは良かったです。あとは「妖怪美術館」。ここは4つの建物を順に廻るのと、無料の音声ガイドを聞いていると結構な時間がかかりました(2時間以上いたかも)。妖怪に興味があって、時間がたっぷりある方にはよい時間つぶしになります。あと、翌日は「24の瞳」の映画村に行ってきました。私も息子も24の瞳の映画は知らなかったけど、昔の教室や映画館、資料館など回ったり、まあまあ楽しめます。息子としては、ソフトクリーム食べたり、写真館でちょっと写真撮ったり、あとは、昔の給食セットで食べた揚げパンがめちゃめちゃ美味しくて満足そうでした。
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小豆島で泊まったのは、JALとセットになってた「ベイリゾートホテル小豆島」。もともとは古いホテルだったと思うけれど、食事がビュッフェでいろいろな名産物を堪能できたことと、オーシャンビューの部屋と温泉&露天風呂がとても良かったし、今の時代のニーズに合わせてちょっとしたサービスも色々頑張っている感じで良かったです。ホテルの人もめちゃくちゃ優しかったし。
息子との旅の総括
今回、息子との2人旅は本当によかったなあと思いました。
一つ目は、やっぱり長男との2人きりだったのが良かった。
今回、次男は学校もまだあったし、お留守番となったわけですが、長男だけだったのでレンタサイクルで移動できたし、宿も3人となると選択肢が減っちゃうので、今回は2人だからこそ体験できたことも多かったと思います。2人連れて行くと、ずっと子供たちだけで喋っていることも多いから、今回は長男と話す時間も多く取れたのも良かった。木曜の早朝に出て土曜の夜遅くに帰ったので、次男は、日曜に水曜ぶりに長男に会えてとても嬉しそうでした。やっぱりたまには離れた方がお互いの大事さがわかるよね。
二つ目は、島という環境が良かった。
やっぱり海で隔てられた小島にいるというのは、心理的にも外国にいるような、非日常的な気分を味わえたのが良かった。特に、直島では、夜ご飯を食べに行くのに、真っ暗な道を歩いていく時に星が綺麗に見れました。あと、今回はレンタサイクルでの移動がメインだったので、海沿いの道を走りながらずっとキラキラ光る海を見ることができました。小豆島の宿は、部屋も大浴場もオーシャンビューで、常に美しい瀬戸内海を見ることができたのは、心理的にもリラックスできました。
やっぱり旅はいい。また旅に行きたい。
何より私が楽しみにしていた長男との2人旅でしたが、長男もとても楽しんでくれたようです。初めての四国ということもあり、このあたりの地図も初めて頭に入った感じかな。
もちろん海外の色々な国にも行きたいけれど、円安&インフレの今、海外旅行はハードルが高くなっている。その分、世界中の人がぜひ訪れたい国である日本の良さを旅を通じていろいろ味わえるといいなあと思っています。