落合陽一さんに倣って、自分の過去Tweetを振り返ってみた
母親アップデートコミュニティ(HUC)の読書部で本日から新しい課題図書がスタート。今回は、落合陽一さんの「半歩先を読む思考法」。
外カバーは、このAmazonリンクの写真のように、ビジネス書な感じだが、カバーを外すと、落合さんのきれいな写真が現れ、中身も、これまでのnoteに書いてきた内容など、落合さんの日記をまとめたもの、というスタイル。
なので、本人も言ってることだけど、ビジネス書やノウハウ本だと思って手に取ると期待を裏切られるかもしれない。
私の場合、ビジネス書ではなくて、その時々で思ったこと考えたことが書いてる日記、と聞いて、むしろ興味を持って購入。そんなタイミングで、読書部でみんなで読み進めることになって嬉しい。
まだ第一章しか読んでいないんだけど、読みやすい。
第一章のタイトルは "「平成」という永い修行を経て、「令和」への全力疾走”とあるが、これまでの経歴、32歳の誕生日のこと、子供とのこと、など様々。今朝の読書会でも、色々な視点からの感想や意見が出て、とても盛り上がった。やっぱり落合さん凄すぎ、と言ったところから、老いることや、子供の感性や豊かさ、など、色々な気づきがあったり、話しながら、深い思考に繋がっていったりした。さすがです、落合さん。
私が印象に残ったものの一つに、自分の過去Twitterの投稿を見て、以前の自分と向き合っているところ。
昔のTweetを掘り出しながら考えごとをしていた。2014年だから大体6年前のTweetだ。
2014年というと、落合さん26歳頃のこと。その頃に見た大人たちから、自分はこうはなりたくない、と思っていたんだろう、心が老いて、つまらない大人になることへの警戒を感じるTweetが多い。
落合陽一 @ochyai 2014年10月19日 放っておいたら、先延ばしにしてたら心が歳をとるのだ。一生で得られる幸せを最大化するには幸せを一番感じられているときに、幸せを感じる必要があり、そして心自体もおいないようにしなければならないのだ。諦めさえしなければ青春は続くし、後悔からくるこじらせたような歳のとり方をしていはいけない。
実はこの10月19日のTweetは、本に載っているだけで8つもある。全部、老いと心の若さがテーマで、それぞれが面白い。
落合さんはこれらのTweetを振り返ってみて、今も自分の中に「今をやり過ごす人の総意に抗っていたい」という思いがあることを自覚するも、それでも、当時より丸くなってしまっている自分に気づく。
そうだったんだ、昔の自分の言葉を唱え返していたら思い出してきた。遠くからあのときの皮膚感覚が帰ってきた。ありがとう過去の自分。
落合さん、何か大切なものを取り戻すことができたようだ。そして、私も落合さんの世の中の惰性に抗っているところが好きなので、個人的にも嬉しい。
そしてふと思った。私自身はどうだろうか?落合さんと同じく26歳の頃は私も思っていた。年を重ねていくことへの恐怖心。つまらない大人になりたくない。いつまでも自分を持って、世の中の理不尽に抗い、ハツラツとしていたい、と。
そして好奇心から、過去の自分のTweetを探してみることにした。
私がTwitterを始めたのはまだ日本上陸前の2008年だが、2010年頃から日本でもユーザーが一気に増え、仲間内でかなりつぶやくようになった。が、その後、2012年くらいからは専ら頻度が減っていた時期が長い。最近HUCのみんなでフォローし合うようになって急に投稿が増えたが、かなり投稿していない期間が長かったので、遡るのにそんなに手間がかからなかったが、自分の一番古い投稿が確認できたのは、2010年の3月16日だった。それ以前のものは残っていないらしい。
2010年 アメリカ留学から帰国してアリババ(中国のアリババドットコムの日本法人)に勤めていた頃。
今でも同じようなことつぶやいてるなー。「スキルを磨かなきゃ」とか言ってるけど、11年後の今もファシリテーションスキル身についてないけどね。
私って言葉だけだな。行動に移さなきゃ何も変わらないのに。反省。
私の多くのtweetは、まさに「つぶやき」という感じの、ご飯食べておいしかっただの、どこそこへ行ってます、だの、しょうもないつぶやきが多かったが、仕事を楽しんでいるTweetも多い。
うん、これも今とあんまり変わってないけど、体力が落ちて4時まで起きてられないので、深夜の気合の量はだいぶ減ったかなw
ほうほう。今は、潮で流されながら移動してるから漕ぐのは一休み、な気持ちもあるから、やっぱり若い時の方が、色々頑張っていたんだろうなあ。それが正しい方向に漕いでいたのかどうかは分からないけれど。漕ぐことが生きることだったんだよね。
うーん、この感じ。これは今もあんまり変わっていないかもw ただ、落合さんと同じく、若い頃、批判的に見てたオヤジと自分が同世代になりつつある、ということはあるね。気を付けよう。
ということで、自分の10年以上前のtweetを振り返ってみた。
一番の感想は、あんまり自分は変わってないなーということ。
欠点は相変わらず欠点だし、アクティブで人生を楽しむために行動しているところも、子供がいることでの制約はあるけれど、子育て終われば、また元に戻るような気もしている。ま、人間の本質は変わらないよね。だからそれを無理に変えようというのもまた無理な話だ。
落合さんが危惧しているように、心は老いたのか?
多少は老いたよね。何かというと、忘却力もすごいんだ。特に嫌なこと、辛いことをどんどん忘れていってるように思う。
そして、昔ほどの焦燥感を感じない。
今の自分に慣れてきたのか、自分というもの、自分の人生を受け入れ始めているのを感じる。
今日の話で思い出したが、Happiness Curve(幸福曲線)というのがあり、これは50代から緩やかに上昇していくそうだ。
20代からしたら、老人でしかない50代以降になぜ幸せなのか、意味不明だろうね。
ま、Tweetという、公に向けた発信なので、自分のもっと内面の奥を覗くと、また違ったものが見えるのかもしれないけれど。それでも、過去の自分を久しぶりに見て、ちょっと微笑ましくもありました。
結論:人は母になろうがそんな簡単に変われない。ありのままの自分を受け入れ、前を向いていこう!