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菓子パン紀182★ヤマザキ 生クイニーアマン
最近は「じゃない方」なんて言葉、ちょくちょく聞くようになりました。
いわゆる芸人さんのコンビ間格差でインパクトが弱い方を指すようで、弱いと言いながら、そこがクローズアップされるという、ある種の矛盾みたいのが生じています。
そして今回の「生クイニーアマン」。
ヤマザキさんが定番化した生シリーズからの登場ですが、食パンを発端に、メロンパンやブリオッシュ、先日はコロネにまで広がり、ここにきてのクイニーアマン!
ついに、本体不在の「生」商品が登場です。
少なくとも、このnoteを書き始めた2年以上の中で、常温・袋詰め流通する菓子パンでクイニーアマンは見た記憶がありません。
生じゃない方を食べたことない中、一体どんなものなのか、いただいてみました。
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取り出しますと、テカテカと輝く天面にびっくり。
めっちゃオイリーなのか!?揚げてあるんだっ??などとやや動揺しながら頂いてみると、流石に油ではなく、シュガーコーティングによるテカリでした。
こんな風に驚いてしまうのも、これまでお名前は聞いてきたものの本来の姿を存じ上げないから、ということでネットで調べてみると、
フランスはブルターニュ地方発祥のペストリーでバターたっぷりの生地にを重ね、砂糖をコーティングして焼き上げたもののよう。
本来はキャラメリゼされてパリッとした食感になっているべき天面も、流石に日本の菓子パンではしんなりな仕上がりです。とはいえ、シュガーコーティングによるしっかりとした甘さは、本来の姿通りの正しいものでした。
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パッケージの通り、中には練乳風味のクリームが入っており、おそらく本家であれば、バターの香りと砂糖の香ばしさで勝負するところ、袋詰め菓子パンとしてアクセントが必要だったのでしょう。
お味としては、生地もクリームもしっかりとした甘さで、デニッシュ生地自体は重くないながらもしっかりとした食べ応えです。
ヤマザキさんらしく、しんなりし過ぎないデニッシュ生地ですが、さすがにパリパリとした食感とはいかず、ブリオッシュな雰囲気です。
と言うことで、食べ応えの良さから★一つ!
シンプルに生じゃない方のクイニーアマン、お待ちしております
個人的星評価
★★★ 探してでも食べたい
★★ また会えれば食べたい
★お買い得になってればアリ
星無し もう買わないかな