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マッチングアプリでヤリモクに遭遇した話④
初対面の男に経験人数を聞かれた私。
会って1時間くらいで、そんなプライベートなこと聞くか、普通?
今までの経緯はこちらからどうぞ。
ヤリモクとの出会い↓
ヤリモクとの対面↓
ヤリモクに経験人数を聞かれた話↓
🚹「付き合った人数が●人なら、経験人数も●人?」
きっしょ!!!!
私の経験人数が0人だろうが100万人だろうが、あんたに関係ねーよ!!
と、キレた。
心の中で(面と向かって言えないヘタレ)
どういう気持ちでこういう質問をするんだろう?
聞いてどうしたいんだろう?
というか何目的でその情報が必要なの?
意味不明。
ただひたすらに気持ち悪い🤮
その後も男は執拗に性的な話題を持ちかけてきた。
🚹「フェチとかある?」
🧸「フェチですか?私は声フェチですかね」
🚹「へー 芸能人で言ったら誰の声がいいの?」
🧸「高橋一生さんの声が好きですね。ああいう低めの声が好きです」
🚹「えー俺の声って、高橋一生に似てないよね?」
全然似てねーよ
長州力だよ、あんたの声は!
🧸「ヤリモクさんは何かのフェチなんですか?」
🚹「うん。ちょっと髪の毛をまとめて横向いてみて」
🧸「こうですか?(なんだろう横顔フェチなのか?)」
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🚹「うーん、よくわかんないなぁ」
🧸「えっ なんですか?」
🚹「俺さ、腋フェチなんだよね☺️ でもよく見えなかったわ」
…腋?
わき???
WAKI?????
腋ってあの腋だよね?
人の腋見て何が楽しいんだ??
そもそも腋ってメジャーなフェチなのか?
胸とかお尻とか脚とかじゃないのか。
なんかキモい。
🧸「腋ですか???」
🚹「うん。斎藤工も腋フェチなんだよ」
🧸「斎藤工が?」
🚹「処理のあまい腋が好きなんだって。そう言ったら女性陣から黄色い悲鳴が上がったらしいよ」
腋毛でボサボサしてる腋が好きってこと?
それは、斎藤工だから許されるんやぞ?
あのルックスと声と稼ぎだから、ぎりセーフなだけ。
一般人のあんたが真似したって、気持ち悪いだけだから!
(もし斎藤工がそんなこと言ってなかったら、すみません。こいつが言ってるだけかも)
🧸「あははは…ソウナンデスネー」
と超棒読みでなんとか返事をした。
なんかこう、ことごとく合わないし、なんでそんな話題振ってくるのとしか思わない。
一応人気会員のハイスペイケメンなのに、全然いいと思えない。
やっぱり顔とか条件以上に大切な何かがあるような気がするわ、と思いつつ私はコースの最後のデザートを食べた。
ココナッツミルクの中に小さめのタピオカが浮かんだお汁粉のようなものだった。
歯に沁みるような甘さだった。
デザートを食べ終え、話も一区切りついたところでそろそろ帰ろうか、となった。
男は手前の席、私は奥の席に座っていた。
私が入り口に向かうとすると、男の席の横を通る配置だった。
男は既に立ち上がり荷物を持っていたので、私もカバンを持ち、男の席の横を通ろうとした。
男の席の荷物入れがチラリと見えた。
小さな四角い箱が落ちていた。
派手なピンクの小さな箱だった。
コ●ドームだった。
ヤル気まんまんかよ(白目)
やっぱり最初からそういうつもりだったんだ…
こんなもんわざわざ持ってきて、その上落とすとか…
バカなの?
と、思っていると男が落としたことに気づいたのか、慌てて箱を拾い上げてポケットの中にしまっていた。
私はとても優しいので、箱が落ちていたことにも、男が慌てて拾い上げたことにも気が付かなかったことにしてあげた。
でも、内心は呆れていた。
こんなやつが真剣な恋人探しをしていると一瞬でも思った自分もバカだった。
清々しいまでの、純度100%のヤリモクだった。
こんなやつと関わらなければよかった。
時間を無駄にしたようで、どっと疲れた。
次回、最終回(たぶん)
つづく
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