マッチングアプリでヤリモクに遭遇した話③
ヤリモク男とエスニック料理店でご飯を食べることになった。
ヤリモク男との出会いはこちらから。
ヤリモク男との対面編はこちらから。
※全5話の予定です。
あまり辛くないものがいいんだけど、と思いつつメニューを見てもなにがなんやらさっぱりわからない。
普段エスニック料理なんて食べないからなぁ。
🚹「よくわかんないから、コースでもいい?」
コースだと最低でも6000円する。
高いな😳
飲み物とか頼んだら一人7、8000円するんじゃないだろうか。
ソフトドリンクでも1000円くらいするし。
🚹「飲み物どうする?」
こんなチャラい男(しかも初対面)とお酒を飲んだら危ない目に合うだろうと判断し←
私はマンゴージュースを頼んだ。(男の方はビールを頼んでいた。)
🚹「えー酒飲まないの?」
🧸「私、マンゴー好きなんですよ。それにお酒弱いですし。」
酒を勧めてくるあたり、やっぱりなんか怪しいな。
🚹「くまのさんってどんな仕事してんの?」
🧸「〇〇する会社の▲▲の業務をする部署で働いています」
🚹「ふーん、じゃあさ★★★(私のいる業界の専門用語)ってわかる?」
えっ「★★★」知ってるの?
さほど一般的でない業界の中の、さらにメジャーではない業務をしているので、業界外の人からその専門用語が出てくるのは意外だったし、怖かった。
もしかして関係者?
🚹「最近コンサルしてるところが〇〇関係の会社で、★★★ってうるさいんだよね。よくわかんないんだけど★★★ってなんなの?」
よかったー関係者じゃなかった。コンサルしてるだけかー
でも、結構マニアックな用語を知っているあたり、本当にコンサルしているのだろうし、年収も職業もウソじゃないのかも?と思った。
そしてやたらと結婚願望が強いことを会話の中で強調してきた。
🚹「俺さー、本当は30歳までには結婚したかったんだよねー」
🚹「1年以内には結婚したいって思ってるんだよねー」
結婚願望が強く、何年も前からアプリをやったりやめたりを繰り返しているらしい。
(でもさー、結婚願望が本当にあるんだったら普通、結婚相談所とか行くよね?条件いいんだし、選び放題だよね。※注 くまの心の声)
前の彼女ともアプリで知り合ったとのこと。
🚹「その娘は初めて会った日に俺の家に泊まって、その日のうちに付き合うことになったんだよね☺️」
……読めたぞ。
これ、こいつの常套手段だ。
結婚願望が強く、1年以内には結婚したいと女性に話し、遊びじゃないことを強調する→前の彼女とは会ったその日のうちに体の関係を持ったことを仄めかす→だからお前も俺と付き合いたかったら同じことしろよ
ってことだ。
アプリで会った女に毎回同じことやってんだろうなー
なまじスペックはいいから、付き合えるならと思ってついていく女も多いのだろう。
今までこのアプリで会った人数は私を含めて3人とか言ってたけど、絶対ウソだな。
正直遊び目的の男がいることは構わないし、どうでもいい。
お好きにどうぞって感じ。
でも、婚活向けのアプリを使って、結婚願望をちらつかせながら女を漁ってるところがムカつく。
そして私もそれに釣られて家に着いてくと思われているのは、もっとムカつく。
お前はT●nderでもやってろよ!
遊び目的だってはっきりわかったし、もう本当に帰りたい。
が、何せコースの途中なので食べ終わるまでは帰れない。
この時点で私の心のHPはだいぶ削り取られており、きっと死んだ魚のような目をしていたに違いない。
でも、この先もっと私を疲弊させるやりとりが待っていた。
🚹「前の彼氏とはなんで別れたの?」
🧸「ずっと遠距離で、うまくいかなくなってしまって。」
🚹「今まで何人くらいと付き合ったの?」
🧸「●人です。」
🚹「ふーん、そうなんだぁ」
🚹「じゃあさ」
🚹「経験人数も●人ってこと?」
つづく