【マイクラBE】サーバーソフトと選び方|BEマルチ鯖の立て方①
Hi, くまねこです!
今回は、マイクラ鯖の建て方の第一弾として、色々なマイクラBE版の「サーバーソフト」の特徴について書いていきます。
これをご参考に、まず自分の作るサーバーのイメージと、ソフト選びにお役立ていただければと思います。
そもそも、サーバーソフトって?
皆さんは、もしかしたらRealmsやXboxで友達や家族、フレンドとマルチプレイで遊んだことがあるかもしれません。
サーバーソフトは、こういったマルチプレイをできる環境を、
自分のパソコンなどに作り出すためのソフトです。(富岳のようなスパコンや巨大な機械は必要ありません笑)
これを使えば、Realmsのようにお金もかからず、また身内だけでなく、
インターネット上の様々な人が参加できるようにしたりなど、自由度の高いサーバーが作れます。
(無論、設定が必要ですし、電気代や通信費は自己負担ですが・・・)
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サーバーソフトを"選ぶ"理由
実は、一概にサーバーソフトとは言っても、いくつか種類があります。
それぞれに特徴があり、機能や仕様、環境も異なるので自分の作りたいサーバーに合ったサーバーソフトを選ぶ必要があるのです。
主なサーバーソフトは?
①王道の「PocketMine-MP(PMMP)」
多くのサーバーが採用してきたであろう、「PMMP」。
8年ほど前から開発がされてきており、日本でも多くの公開サーバーが採用してきたソフトです。
実は、特集サーバーもPMMPや、その派生版を使用しているようです。
![](https://assets.st-note.com/img/1656687650767-ja59OSC4K3.png?width=1200)
メリット
・多くのプラグインが製作されていて、自由に導入でき、拡張性が高い
(プログラミングを学べば、自作することも可能!)
・BAN機能などを搭載しており、一般公開に適している
(プラグイン導入で、更なる荒らし対策の強化も可能)
・歴史が長く、日本での採用数も多いので、情報や解説が多い
デメリット
・バニラ環境、サバイバル鯖には向かない
①レッドストーン回路や、コマンドブロックの動作には未対応
②新要素への対応が遅く、追加された新ブロックの充実度が低い
③エンティティ(MOBなど)はほとんど動作しない
・新バージョンへの対応に、数日かかる場合がある。
(メンバーには、アップデートをしないように告知する必要あり)
・非公式のため、開発が突然に終了する可能性もある
やはり何といっても、機能を拡張できるプラグインが導入できる点が最大の利点でしょう。
経済プラグインや、PvPシステム、カジノや称号プラグインなど、
ゲーム要素を拡張できるプラグインだけでなく、
「Ubans」「BanItem」など、荒らし対策を強化、サーバー管理を便利にしたり、
サーバー内のチャットをDiscordに送信する「MCPEToDiscord」などもあります。
プラグインを探すときは、「MCBE FORUM」「Poggit」などで検索してみるといいでしょう。
PMMPをオススメする、マルチプレイの種類
・生活、経済鯖を建てたい
・PvPなど、プラグインで機能が多いサーバーを作りたい
・1つの鯖で、色々なことができる統合的な鯖を建てたい
(複数のワールドを作り、移動できるプラグインも存在)
・特集サーバーの様なサーバーを建てたい
・プラグインを自分で開発して、動かしてみたい
・荒らしやハッカー対策を万全にしたい
②バニラ鯖にはマイクラ公式「BDS」
ここ数年で新たに公開された、マイクラ公式の「Bedrock Dedicated Server(BDS)」。
RealmsやXbox、シングルプレイと同様の動作環境で遊ぶことができ、
サバイバルサーバーなどを中心に、採用例が増えています。
メリット
・バニラ環境、サバイバル鯖に最適
(レッドストーン回路、MOBなど、シングルプレイ同様に動作)
・コマンドブロックで、ギミック作成が可能
・アドオン(ビヘイビア、リソースパック)の追加が可能
・公式だから、新バージョンへの対応は基本的に即日。
デメリット
・PMMPなどのプラグインは導入できない
・BAN機能が未実装など、荒らし対策は不十分※
・日本語で書かれた情報や解説があまり多くない
・ARM系CPU搭載のPCでは動作しない(Raspberry Pi, 一部のSurface等)※
※ホワイトリスト機能があるため、参加者を限定することで代替することもできます。
※基本的に、Intel(Core iシリーズ等)やAMD(Ryzen等)以外のCPUを指します。
最大の魅力は、PMMPなどと異なりレッドストーン回路やMOB、コマンドブロックが動くところでしょう。
また公式が制作しているため、シングルプレイ同様に新要素が追加された場合、すぐに新しいアイテムが使えたり、
新たにチャンクを読み込んだ場所では、追加された構造物も出現します。
BDSをオススメする、マルチプレイの種類
・サバイバルがメインのサーバーにしたい
・通常の、馴染んだ環境で遊びたい
・ネザーやエンド探索、エンドラ討伐を大勢でしたい
・コマンドブロックで、自分で理想のシステムを作りたい
③公式ソフトの拡張版「BDSX」
node.jsというものを用いて、機能が拡張されたBDSの派生版です。
基本動作はBDSと変わりませんが、BDSX専用のプラグインを追加することが可能です。
初めはBDSを使っていて、規模が大きくなったりして荒らし対策が必要になったり、機能を追加したいときに移行するとよいかもしれません。
メリット
・BDS同様の動作をする(移行も可能)
・専用のプラグインが導入できる
デメリット
・プラグインはまだまだ少ない
・基本的にWindows専用(ARM系CPU搭載機を除く)
・日本語で書かれた情報や解説が少ない
④マイナーだが軽量な「Nukkit」
Java版のサーバーソフト「Bukkit」がBE版向けに移植されたもののようです。
基本的はPMMPと似ていますが、やはり国内サーバーでの採用は少ない様です。
メリット
・他のソフトより、比較的軽量に動作
・Nukkit専用のプラグインを導入可能
デメリット
・PMMP同様に、MOBなどは動作しない。
・プラグインの数が、PMMPほど多くない
・日本語で書かれた情報や解説が少ない
いかがだったでしょうか?
まずは「自分のサーバーの理想図」を立てて、それに合うサーバーソフトを選びましょう!
次回は、具体的なサーバーソフトの準備、初期設定、操作方法などについて解説していこうと思います。