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【日記】ピアノレッスンに行ったこと/演奏のスイッチとは?
きのうは、ピアノレッスンの日だった。
ここのところ、昼間まったく時間がとれず、あまりピアノにさわっていなかった。
その代わりとなるかはわからないけど、歩いている時、電車に乗っている時などに、イメージしたり、自分が弾いている曲の演奏を聴いたりはしていた。
この2週間、指先から弾きにいかないようにということを、意識していた。それは、少しは改善されたのかとくに言われなかった。
言われたのは、演奏する前に準備が出来ていないことと、初めから終わりまで一定のテンションで弾いているということだった。
演奏する時には、スイッチが入るのだという。
自分も一応心を落ち着けて準備しているつもりだったのだが、全然出来ていないのだそうだ。
確かに、家で弾く時によりも、慌ててどんどん弾いてしまう。大抵の場合、レッスンで1回目に弾く時はそんな演奏になってしまう。
準備ってどうやったらいいのだろう?
演奏の準備とは、ある脳の状態になることだそうだ。先生の場合は、ぴっと一瞬で切り替えが出来るらしい。
よくわからないので、もう少し詳しく聞いてみたが、うまく言葉には出来ないみたいだった。
それは、ある種の緊張感であり、普段よりも高い次元に自分を持っていくこととも言えるらしい。
でも、何か作為的にしようというのとはまったく違って、自然に音楽がでてくるのだそうだ。
ここまで聞いても、まったく、?である。
どうやったら、それが出来るのか、その境地に行けるのか。
言いたいことは何となくわかるが、やり方がわからない。
出来る人は、出来るから、出来ない→出来るにするのに、何が必要か分からないのかもしれない。
天才は教えるのが苦手というが、そういうことなのかもしれない。
今日、家で練習していた時、家族に聞いてみた。
それは、一種の自己暗示ではないかと答えた。
家族は、間近で演者(劇など演じる人)を見るので、そう答えた。
人によって、すぐ役に入り込める人と、時間がかかる人がいるそうだ。
役に入り込めたら、あとは自然に演技が出来るようなのだと。
なるほど。そういうことかも。役になりきる。その役だと思い込む。そういう意識状態が必要なのか。
まだ、どうやったら役に入り込めるのかはわからないけど、自分なりのその方法を、見つけていかないといけないのだな。
それが出来たら、曲の途中で、テンションを変えて、内容によって弾き分けることも出来そうだ。
手段はいろいろだけど、表現の世界は、楽器演奏でも、演劇でも、やっていることは共通なのだなと思った。