自己暗示。(23/366)
仕事は楽しいですが、キツいときとか、大変なときとか、やっぱりあります。いまでこそ適度に自分をマインドセットできるのですが、昔は違いました。
本当に小さなプロジェクトでも「自分がやらなきゃ誰がやる!」と思って、プロジェクトとすら呼ばれない仕事のファイルに「●●プロジェクト」と大々的に書いたりして「自分がこの仕事をやりきれば、たくさんのひとがハッピーになる!」と自分に信じこませていました。
それでも自分のモチベーションが上がらないときは、自分の部屋の狭いベランダに出て、ヘッドフォンで大音量で好きな音楽を聴きながら、ベランダから見える窓の灯りの数を数えて、目に見えるだけでもこれだけたくさんのひとがインターネットにつながっていて、近い将来に自分がつくっているWebサイトを見てくれる(かもしれない)と思ってました。
そう思い込むだけで救われました。いまはどうだろう?あの頃と同じようなマインドセットができているかな。
自分に暗示をかけることができること。客観的には盲目的な行為に見えるかもしれないけど、それでも前に進むエネルギーを自分でつくれることは大切だと思います。それが次の一歩を踏み出すだけのエネルギーでもいい。一歩でも足が出れば、その勢いで二歩目は続きますし、エンジンがかかればそのまま走り出すことができる。
自己暗示とは自分に言い聞かせること。前に進むための理由を自分に教え諭すこと。悪く言えば、自分を騙してでも、自分を前に進ませること。何もしなかったら、自分はいまいる場所からは1ミリも動けないけど、立ち止まっているぐらいなら、間違っていても動いたほうがいい。いつも、どんな問いに対しても、自分の答えは自分の心の中にしかないので、その答え合わせ、自分との対話をすることが大切なんだと思います。