いつまでに、どうなりたいか。(31/366)
面接では「これからどうなりたい?」という質問をさせてもらっています。これはほぼ毎回ですね。
この「どうなりたいか」を具体的に話せるひとはそんなにいなくて、感覚的には2割いるかいないか。私もそうなんですが、クリエイティブな仕事をしているひとは「どうなりたいか」よりも「何をつくりたいか」を考えているひとの方が多いように感じます。イメージしやすいですし、言葉にしやすいですもんね。でも、結局は「それをつくるためには、どうなっていなければならないか」という形でつながっているんですが。
そして「どうなりたいか」を話せるひとには「いつまでになりたいか」という質問をさせてもらっています。
例えば、一人前のデザイナー(これも定義は難しいですが)になりたいと思っていても、3年でなりたいのか、5年でなりたいのか、10年でなりたいのかによって、現在の自分と未来の自分をつなぐ成長ラインの角度が違ってくるので、これから自分がやるべきことも違ってきますし、自分が身を置くべき環境も違ってくると思うんです。
それを理解したうえで、自分の人生という道を歩いていくために、あつまるという会社を成長の場として選んでくれているとしたらすごく嬉しいですし、そうじゃなくても、私は面接も「一期一会」の必然の出逢いだと考えていますので、面接が終わったときにぼんやりとしか見えていなかった自分の道が少しでもクリアになってもらえていたら、それはそれで嬉しいです。
こういう話ばっかりしてるから、面接の最後に「人生相談に乗っていただいて有り難うございました!」って言われちゃうんでしょうね。