見た目が9割。(19/366)
デザイナーなので見た目は気にします。見た目というよりも「役作り」に近いかもしれません。自分がなりたい自分にまずは見た目だけでも、という感じ。9割どころか10割かもしれません。
1月からあつまるのCDO(Chief Design Officer)、ITクリエイティブ事業部の部長を任せていただくことになりましたが、その異動が内示された瞬間からへアスタイルを変えました。人生初のツーブロック。さらに髪の毛を伸ばし始めています。いまはまだ中途半端な長さなので自分でも少し気持ち悪いですが、許されるなら染めたいなと思っています。許されるなら。
「人は見た目が9割」というタイトルの本がありますが「まず格好から入る」というのは大切だと思っています。デザイナーならデザイナーらしく在るべきです。どこか世間とは少し離れていて、でも離れすぎてもいなくて、なんかやってくれそうな雰囲気というかオーラを纏うこと。そして、もっとも大切なことは、そのオーラを纏うためには見た目に中身を伴わせる努力をすることです。外見だけで満足していては意味がない。
そして、最初に「役作り」と書きましたが「なりきる」ことも重要です。「なりきる」ためには「なりきった姿」を知っておく必要がありますし。どういう立ち居振る舞いをするのか、どういう発言をするのか、それを知るための努力が自分を磨くことに繋がるので。
でも、「なりきろう」としている自分が、決して無理しているのではなく、自然体でいられるのなら、その方向は間違っていないんでしょうね。少しでも「窮屈だな」と感じてしまうのなら、向かっている方向が違うのかもしれません。
髪の毛を赤とか緑とか金とかアッシュにしていたころが懐かしい。仕事帰りに薬局でブリーチ剤と染料とトリートメントを買って。あのころは「デザイナーとして生きていくんだ」という意志を表現していたような気がします。後戻りはしないという意志。もう15年以上も前のことです。