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特別なベンチ(那奈実記者)

こんにちは! くまモン記者団の、那奈実記者(菊池市)です。

泗水西小学校の校庭には、一つの美しいアートがあります。それは、泗水西小のOBの方が私たちのために作ってくださったタイルアートのベンチです。このベンチを彩るカラフルなタイルは、私たち在校生が一つひとつ手を動かして貼り付けました。

私はその時、「家」をテーマにしてタイルを貼りました。小さなタイルを並べながら、どんなデザインにしようかと考えた時間がとても楽しく、完成した時の喜びは今でも心に残っています。友達と一緒に協力しながら作業を進めたことも、特別な思い出です。

それまでは校庭に座る場所がなく、遊んでいる途中にちょっと休憩したい時や、本を読みたい時にも困ることがありました。でも、このベンチができてからは、みんなの憩いの場所になりました。休み時間になると自然と集まり、おしゃべりをしたり、本を読んだり、時には一人で静かに風を感じる場所にもなっています。

このベンチは、ただの座る場所ではありません。それは、OBの方が私たちのために残してくださった「思いやり」の象徴です。そして、それを完成させるために私たち自身が手を動かし、協力して形にした「未来への贈り物」でもあります。このような取り組みは、SDGsの目標11「住み続けられるまちづくりを」にも深くつながるものだと感じます。地域や学校が支え合い、次の世代のために何かを残していく。その姿勢が、このベンチには込められています。

このベンチに座るたびに、私はOBの方々が私たちのために注いでくれた温かさを感じます。そして、自分もいつか未来の子どもたちのために何かを残せる人になりたいと思います。このベンチは、学校全体の思い出と感謝を刻む特別な場所。これからも大切に使っていきたいです。

校庭の中に静かに佇むベンチ。それは、私たちの成長を見守る優しい存在です。

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