秋の例大祭(冬馬記者)
くまモン記者団の、冬馬記者(熊本市)です!
熊本市の藤崎八旛宮の例大祭が、9月13日から17日の5日間開催されました。今回は、16日に行われた神幸式と隨兵行列を見てきたので、そのことについてお話しします。
(由来と歴史)
千年以上前から続く例大祭は、昔から熊本の年中行事として知られていました。この祭りは、「放生会」と言う殺生を戒める仏教の教えにより、捕まえた魚鳥などの生き物を解放して、肉食や殺生を戒める儀式を起源として伝承されてきました。明治時代に仏教行事が一時的に廃止された事で放生会の儀式は無くなりましたが、今でも放生会や隨兵などと呼ばれ親しまれてきた歴史があります。
(御神幸と隨兵)
例大祭では、藤崎八旛宮から市電段山町駅近くにある御旅所を一周するルートで行列が進んでいきます。その先頭を進むのは、神輿にお迎えした神様が外へお出ましになる御神幸です。その御神幸に隨兵がお供をして護る事で行列になります。その道中では飾馬の追い回しをしたり、御旅所では能楽が奉納上演されます。
(実際に見た例大祭)
朝から御旅所の近くに行って、行列が来るのを待ちました。初めに神幸行列が来て、神様が載った神輿が4基と、お賽銭箱も運ばれていました。神輿を運ぶ白装束を着た人や神主さまの格好をした方々が、たくさん通りました。周りの見物客がお賽銭箱を入れていたので、僕も慌ててお賽銭をしました。
その後、獅子舞や隨兵行列も続きました。隨兵行列の先頭で加藤清正に扮した甲冑を着た隨兵頭に手を振ると、振り返してくれました。あとで、その人が熊本市長だと知って驚きました。
神輿が御旅所に着くと、御祭儀が行われました。儀式が終わると、能楽堂という舞台で能と狂言が上演されたした。初めに上演された能は、言葉が難しくて話がよく分からなかったので、パンフレットに載っている解説を読みながら観覧しました。能の独特な鼓や笛の音楽と掛け声と舞の息が合っていて凄かったし、刀を使った舞がとてもかっこよかったです。次に上演された狂言は、言葉が分かりやすくて話の内容もコミカルだったので、観客の皆さんと一緒にたくさん笑いました。
最後に、馬の追い回しが見られる場所に移動して、たくさんの飾馬を見ました。勢子の掛け声で暴れる馬や、それでもすんなり進む馬など、色んな馬を見る事が出来ました。
(最後に)
例大祭を初めて見ましたが、能や馬だけでなく、町の活気がすごかったです。熊本を代表する祭だと思いました。
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