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SDGs環境講座~すごろくで遊びながら学ぶ(航史記者)

くまモン記者団の、航史記者(上天草市)です!

この前、ぼくの通う上天草市立中南小学校でSDGs環境講座がありました。とても楽しく学べたので、紹介したいと思います。

教えてくれたのはリコージャパンから来た人たちです。先生以外の人から学ぶときはいつも緊張しますが、リコージャパンの人は自分たちのことを「あっこちゃん、たにやん、あやちゃんなど、ニックネームで呼んでください」と言ってくれたので、ぼくも他の児童もおもしろいと感じ、とても楽しい雰囲気になりました。

身近な話題から分かりやすく説明してくれて、これまで学んだことを思い出しながらみんな真剣に聞いていました。実は数日前、熊本県の職員さんから「くまもと環境出前講座」を受けて、熊本県の海、水、そこに住む生き物などについて学んだばかりだったので、今回とても理解が深まりました。

SDGsには17の目標がありますが、その中でも上天草市は海に囲まれているので「14 海の豊かさを守ろう」について、カメの写真を見せてくれながら説明をしてくれました。写真のカメの顔にはビニール袋がかぶさっていました。これではカメの目が見えなくなったり、息ができなくなったりして、死んでしまうかもしれません。またこのビニール袋のように、プラスチックからできたゴミは自然に分解されずにマイクロプラスチックになります。もし生き物の体に入るとそれを人間もまた食べるおそれがあります。

海にビニール袋のようなフワフワしたゴミが落ちていると、海に飛ばされて汚れたり、海の生き物に悪い影響を与えてしまうので、海の近くに住むぼくたちは、ゴミを出さない、見かけたら拾う、という当たり前のことをして、海を守っていかなければいけません。

SDGsの目標を一つ達成すると、他の目標にも少しずつつながっていくそうです。頭の上にバケツをのせた女の子の写真を見せてもらいました。女の子の家には水がないので、一日に何往復も何時間も歩いて水を運ばなければいけません。もし女の子の家に井戸ができれば、水を運ぶかわりに学校や仕事にも行くことができます。これは「6 安全な水とトイレを世界中に」が達成されることで「1 貧困をなくそう」「3 すべての人に健康と福祉を」「4 質の高い教育をみんなに」などにもつながっていくのです。

また「12 つくる責任 つかう責任」では、日本のフードロスについて教わったことを紹介します。日本で1年間に出るフードロスの量は、国民1人が毎日おにぎり1個を捨てているのと同じだけ食べ物が捨てられているそうです。ぼくたちが商品棚の手前から取ったり、賞味期限と消費期限の違いを知って、食品を無駄に捨てないようにすることがフードロス削減に、また「3 すべての人に健康と福祉を」「5 人や国の不平等をなくそう」などにもつながっていきます。

ここで問題です!
【問題】
みなさんは、賞味期限と消費期限の違いを知っていますか?

【答え】
・賞味期限:おいしく食べられる期限
・消費期限:安全に食べられる期限

「消費期限」が過ぎていたら食べない方がいいかもしれませんが、冷凍したり保存方法を変えることでもっと長く食べられるかもしれないし、「賞味期限」が過ぎた食品は危険というわけではないので、食べられるかどうか確認して判断するなど、フードロスを意識していくことが大切だということが分かりました。

一番おもしろかったのは「SDGsすごろくゲーム」です。17の目標について、みんなで色々考えながら楽しむことができました。サイコロをふって、止まったマス目の問題に正解すると、もう1回サイコロをふることができます。たとえば「発展途上国において15歳以上の人で字を読み書きできるのは何パーセントいるか?」という問題だと、①30% ②50% ③70%という選択肢がありました。答えは③の70パーセントです。10人のうち3人が字を読み書きできないことを知り、世界には学校に行けない人がいるということをあらためて思いました。

すごろくでは、はしごのあるマス目に止まるとショートカットして先のマス目に進むことができ、クラスメイトの一人ははしごを使ってあっという間にゴールして、「わーっ!」と盛り上がりました。

最後に、お米で作られているストローをもらいました。原料がくず米なのでお米の有効活用にもなり、プラスチックごみも減るので環境にもお米農家さんにもありがたい商品だと思います。

「家に帰って、何の素材から出来ているのか家族の人に問題を出してみて」というので、家で質問しました!パスタという答えが出て、ちょっとおしかったですが当たりませんでした。紙ストローはよく見かけますが、お米でできているストローはまだ珍しいということですね。

このように、ひとりひとりが自分のできることから身の回りの環境を大切にしていく行動を取っていくことが大切なのです。

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