
森の通学合宿(那奈実記者)
こんにちは! くまモン記者団の、那奈実記者(菊池市)です。
2月1日から5日までの4泊5日、私は「菊池少年自然の家」から学校へ通う特別な生活を送りました。小学4年生だけに与えられる特別なチャンス!もちろん迷わず参加しました。

朝、目を覚ますと…
カーテンを開けると、いつもと違う景色。森の中の朝は、空気が澄んでいてひんやりとしていました。小鳥のさえずりが目覚まし時計代わりになり、「今日も1日がんばるぞ!」という気持ちになりました。
でも、いつもの朝とはちょっと違います。家だったら、お母さんが髪をまとめてくれるのに、ここでは自分で結ばなきゃいけません。制服のスカートも、いつもならピシッとアイロンがかかっているのに、今日はちょっとシワが気になる…。洗濯も掃除も全部自分たちでやるから、いつもより少し慌ただしい朝になりました。
学校へは菊池少年自然の家から車で送ってもらい、授業が終わると小学校にバスがお迎えに来ます。だから、4泊5日の間はまったく家に帰ることはありませんでした。だけど…なぜだかバスのお迎えが近くなると、まるで待ち伏せしていたかのように、お父さんが学校にいました。最初は「なんでここにいるの?」とびっくりしましたが、後で聞いたら、お母さんが私のことを心配していたので、お父さんが私の写真と動画を撮って送っていたそうです。
3食、すべて自分たちで作るごはん!
「いただきます!」の前には、まず「作ります!」から始まります。包丁を握る手が少しぎこちなくて、お米を研ぐ手もいつもより慎重。だけど、お友達と一緒に作るごはんは、どんなレストランよりもおいしく感じました。
朝ごはんの後は、学校へ行く準備。でも、帰ってきたら休憩の時間なんてありません!こたつでのんびりすることもなく、洗濯をしたり、掃除をしたり、やることがいっぱい。夜の自由時間が来るころには、「今日もがんばったなぁ」とほっと一息つきました。
携帯電話も、テレビも、ゲームもない時間
ここには携帯電話も、テレビも、ゲームもありません。でも、それが全然つまらなくなかったのが不思議でした。少年自然の家の体育館では、お友達と一緒に宿題を終わらせたら「よし、遊ぶぞ!」の合図。鬼ごっこやバスケットボール、みんなで走り回っているうちに、いつの間にか時間があっという間に過ぎてしまいました。いつもの生活だったら、夜はゲームをしたりテレビを見たりしていたけれど、この5日間はそんなことを思い出すヒマもないくらい、楽しくて充実した毎日でした。
「自分でやる」ことの大変さと楽しさ
この合宿で、一番感じたのは「いつもお母さんがしてくれていることが、こんなに大変だったんだ!」ということでした。朝の支度も、洗濯も、ごはん作りも、いつもは誰かにやってもらっていることが、こんなにたくさんあるなんて。でも、自分でやってみると、大変だけどちょっぴり誇らしい気持ちになりました。「あ、私ってけっこうやればできるかも?」なんて思ったりして。
この経験は、SDGsの目標にもつながる?
この5日間の生活は、SDGsの目標「つくる責任 つかう責任」にもつながっていると思いました。食材を大切に使うこと、掃除をしてきれいな環境を保つこと、自分でできることは自分でやること。どれも、持続可能な未来を作るために大事なことなんだなと感じました。
おうちに帰って、いつもと違った気持ちになったこと
お母さんが作ってくれた晩ごはんを食べたとき、すごくうれしかったです。「やっぱりおうちが一番だなぁ」と思ったけれど、この5日間があったからこそ、わかったことがたくさんありました。森の中での生活、仲間との時間、そして「自分でやる」ことの大切さ。これからの生活の中でも、この経験を忘れずに、大切にしていきたいと思いました。

#国連を支えるこども未来会議
#SDGs未来都市
#熊本県
#くまモン
#くまモン記者団
#こどもの目線で地域の魅力を発信
#那奈実記者