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企画展「天草キリシタンの美術と史実」(航史記者)
くまモン記者団の、航史記者(上天草市)です!
先日、天草キリシタン館(天草市)で開催されていた企画展「天草キリシタンの美術と史実 -天草四郎陣中旗と原城 -」に行ってきました。これは、「天草四郎陣中旗」が国の重要文化財指定60周年記念として開催されいる企画展です。
天草キリシタン館は、現在は城山公園(殉教公園)として整備された本渡城跡の丘陵を登った先に建っています。
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一揆のリーダーだった天草四郎時貞は、上天草市の維和島出身と言われていて、ぼくはとても身近に感じています。ぼくはこの1年間に富岡城(苓北町)、原城(長崎県)、島原城(長崎県)に行ったり、大矢野町の「本と歴史の交流館イコット」で天草四郎や島原・天草一揆について知る機会が多かったおかげで、じっくり見て回ることができました。
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まず、1階で12分のビデオを見て理解を深めてから2階の展示コーナーへ。
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この企画展で、原城落城などを細川家の初代熊本藩主が「天草四郎の首を取った」という内容を大名に送った手紙の原本を見ることができました。天草四郎の最期についてこまかく書かれていて、初めてくわしい様子を知ることができました。
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また、天草・島原の乱123日間の様子を、幕府軍と一揆軍とのあいだでやり取りされた矢文(やぶみ)の内容から説明してれる映像があって、戦いの状況をくわしく知ることができました。
そして「天草四郎陣中旗」についても実物大のレプリカでしたが見れて良かったです。
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<天草四郎陣中旗>
寛永14(1637)年の天草島原の乱において、3万7千人ものキリシタン宗徒を率い、12万の幕府軍と戦った天草四郎が使用した軍旗と伝えられています。
縦横108.6cmの菊花文織白綸子製(きくかもんおりしろりんずせい)の指物で、中央に大聖杯、その上に聖体聖餅(せいたいせいへい)、左右に合掌している天使が描かれ、点々と残る血痕や矢弾の跡に一揆の激しさがうかがえます。我が国の初期洋画家である山田右衛門作(やまだえもさく)が原城内で描いたもの、あるいは禁教令以前のセミナリオで聖旗として描いたものとも言われ、日本におけるキリシタン史上、また洋画史上最も貴重な資料として重視されています。
この旗は、天草市立天草キリシタン館で、収蔵・展示されていますが、これ以上の劣化を防ぐために、年間30日間のみの公開と制限されており、通常はレプリカを展示しています。(天草市ホームページより引用)
今回はレプリカの展示でしたが、次回は3月に実物を見れる機会があるそうなので、ぜひ見に行ってみようと思います。
天草には美しい自然だけではなく歴史的な建物や資料が多く存在するので、ぜひ観光とあわせて立ち寄ってみてください。
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