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南阿蘇村の河童伝説(悠記者)
くまモン記者団の、悠記者(南阿蘇村)です!
今回は南阿蘇村に残る河童伝説を紹介します。河童伝説の逸話が残る「河童の池」は、群塚(むれづか)神社の境内にある明神池(みょうじんいけ)名水公園内にあります。ここは南阿蘇湧水群として日本名水百選に選定されています。
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綺麗な水が湧き出るこの湧水池には、このような話が残っています。この明神池に仲のよい男と女の河童がすんでいました。いたずらが激しい男の河童は神の怒りに触れ、遠くの池に追放されたのです。女の河童は池の中の石の上で彼の帰りを待ちました。桜の咲く春、木の葉が舞い散る秋、木枯らしが吹き荒ぶ寒い冬になっても彼はついに帰ってこなかったのです。彼を待つその姿は悲しく哀れで人々の涙を誘っていましたが、その姿も今はなく、石だけが昔のままポツンと残っています。人々はその石を「河童石」と呼びました。
平成9年、この伝説に基づき、彼の帰りを待ち続け、悲しみの中でも希望を持つ女河童の姿が河童石の上によみがえり、建立されました。
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「河童の池」にはポツンと女河童の姿があり、男河童を思う気持ちが伝わってきますね。周辺は水遊びができるよう整備されたエリアや広場もあり、のんびり過ごせるスポットにもなっています。
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