熊本城~宇土櫓の特別公開(航史記者)
くまモン記者団の、航史記者(上天草市)です!
ぼくの住む熊本県には全国に誇れる自慢のお城、熊本城があります。熊本城は日本三名城の一つです。築城の名人とされた加藤清正公は、中世の隈本城(くまもとじょう)を備前名護屋城(びぜんなごやじょう)や、豊臣秀吉の時代に朝鮮に築かれた倭城(わじょう)での築城経験を生かして、大規模な石垣の改造を行いました。そして、熊本城は茶臼山(ちゃうすやま)全体を取り囲む天然の要害へと生まれ変わり、現在の熊本城の原型が作られました。
「天守」についての説明パネルで「なるほど」と思ったことがあったので紹介します。城の中心にそびえる最も高い建物である天守は、戦いになった場合に最後に立てこもる建物です。そのため、壁や窓、忍び返し、狭間(さま)、石落としなど、さまざまな工夫が施されています。熊本城といえば、武者返しのイメージが強いですが、他にもたくさんしかけが用意されているのです。そして何が「なるほど」と思ったかというと、これらの実戦に備えた防備のしかけは、天守の外観を形づくり、見た目だけではなくて、このような鉄壁の防御から生まれる美しさをもたらしているのだそうです。
これまで400年以上落ちることのなかった熊本城の宇土櫓が解体されることになりました。今年5月の連休に宇土櫓の特別公開があることを知り、公開初日に見に行ってきました。宇土櫓は地上5階、地下1階建ての木造建築物で熊本城の「第3の天守」と呼ばれています。
被災してしまったことは悲しいですが、宇土櫓の瓦をこんなに近くで見学できてとても興奮しました。
また、これまで宇土櫓の石垣は21メートルと思われていましたが、発掘調査をしたら土などが長い年月をかけて堆積していて、実は25メートルの高さであったそうです。
そして、今年の11月に、いよいよ宇土櫓の解体が始まりました。石垣の解体工事は来年9月まで行われ、宇土櫓は8年後の2032年までに復旧が完了する予定だそうです。宇土櫓の特別公開は来年1月から毎月第2日曜日に開催していく予定だそうなので、ぜひお城好きな方は見に行ってみてください!
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