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おばサの前途多難
おばサにも、乙女な時代はあった。乙女サラリーマン、おとサ。
おばサはバブル時代、働くピュアな女子であった(おやじギャルってありましたね)。
なにかとご馳走したがるおじサの中で生きていた。事務服?的なものを着用していたこともありましたなぁ。
仕事用のファイルを胸に抱えていたら 「いいなあ、おばサちゃんの胸に僕も抱かれたいなぁ、うひゃうひゃ」
なんてことや
24時間働きたい、自称できるおじサ部長の車に乗せられて、弁当箱のようにどでかい、携帯電話を見せびらかされつつ 「ねえ、僕に手作り弁当、作りたくない?」
なんてことも
ワンピースくるり?
何度か転職しているおばサ、とある業界紙の新人記者時代
東京本社からやってきたおじいちゃん会長に、阪急百貨店に連れていかれ、お嬢様ブランドのワンピースを試着させられ
「明日、これを着て出社しなさい」と・・
「いえ、このようなもの・・結構です(困惑のニコニコ)」
「そうか、じゃあ、クビだ」
翌日、ブランドワンピースを着て、弱小支社5名の前に立ち
くるり
とターンするおばサ・・
会長に「みんなの前で、洋服を一周して見せなさい・・」と命じられたのでした・・・
(その3カ月後、会長の愛人と噂される経理部長から連絡があり、「会長に甘えて不労所得を得た」としてボーナスを減額されました。明細には「懲罰」と書かれてあったような・・・)
昔を思い出した、そのワケは・・
時を激しく経て・・
押しも押されぬ、立派な「おばサラリーマン」となったおばサ
「取材してきまーす」と言いつつの転職活動の成果で、まあまあ人数多めの会社に転職しアレコレありつつも
「なんとかハラスメント」かますびしい、ソーシャルディスタンスな世の中のおかげで、そこそこ快適に過ごしていたのに社会規範ゆるゆる時代の、働く女子あるある?を思い出したのは・・
リモート会議があった翌朝のこと。
会議の相手の顧客おじサからホームワーク中のおばサに電話が・・
「昨日の・・おばサさんの自宅?」
「あ、はい。昨日はご訪問できず、失礼いたしました」
「いやぁ・・。プライベート感があって・・うひうひうひ・いやぁ、いいもんですねぇ。おっホホホホ」
・・・・・(* ̄▽ ̄)・・・・
昨今、顔文字はオヤジ、オババの証らしいですが、この気持ち、ワタクシの年代では、顔文字で逃げるのが精一杯
だって、立派な働くおばさんにには、言えることと言えないことがある。
きもい・・
何て言葉遣いは、ハシタないし、情けなさすぎる
ああ、だから今日も働くおばサは少しユウウツ
そして、今日も前途多難なのです。