おしっこがユニコーンカラーになった話
皆様、びっくりさせてごめんなさい!!!
私は元気です。
何故、IgA腎症になっているかも?と
疑問に思い、検査を受ける迄になったかというと
ズバリ血尿です。
数年前から、
仕事などを頑張りすぎるとオーバーヒートして
高熱が出る。
その度、烏龍茶のような尿が出てたのです(汚い)
はじまりは数年前、食当たりをして
まるで住民票をトイレに移したのかと思うほどの腹痛
そこで、
めでたく初代烏龍茶が出ました。ドスコーイ!
ドン引きしましたね。
何が起きてんねんねんねん!!!となりましたね。
ネット民なので、
すぐ調べましたがその時の検索の仕方が悪く
なんと、めでたく
脱水症状というページに無事辿り着きました。
尿 濃い と検索してたんですね。
この時、血尿だとわからなかったです。
画像検索出てくる尿のスケール表ほんま恨む。
この1番下みたいなやつほぼ血尿や。こんなもん。
実際トイレに出してこの色なら、カップに出すともっと濃いんです。
当時病院にいって高熱で記憶ないですが
「おしっこが、、茶色いです、、」と必死に訴えるも
「熱が出てるのでね、よくあります。」みたいな
あるある話みたいな返しをされて
素直に あ、そうなのか。と思ってそれから
茶色=あるあるだと思って暮らしてました。
その後も人生初のインフルエンザにかかって、その時もめでたく二台目烏龍茶をぶっ放し、熱が出るたびにめでたく烏龍茶をぶっ放してました。ドスコーイ!
では、なぜ、通常運転だと思っていた烏龍茶を
いきなり真の血尿と見抜けたのかといいますと
時は2023年4月23日
そう、マイバースデー前日である。
しくしく。
その頃は、
初のソロワンマンも控えてて、演出は勿論
グッズのデザインや衣装の事や全部自分の指示のもと行うっていう初の体験をしてました。
TOKYO 神 VIRTUAL EPが完成されるまで実は小山さんにはほぼ聴かせてませんでした。(神バだけ聴いてた。泣いてた。)ライブの演出もリハーサルに来るまで知らない状態でした。笑
まだ公開されてないfeatのRECをしてたり
フォートナイトから二回目のロビーミュージックの制作の依頼が来たと連絡があって、ニャン・Dと作業してたり
ずっと楽曲提供し続けてきたアーティストさんへの仕事もあったり、書き出せば色々同時にやってたな。
私は基本的にイケイケGOGOな性質なので、
兎に角限界まで仕事してみないとわからない!
やるんだ!!!!立ち上がれ!!と思ってた矢先に
ラキアのLIVEが終わった後ゴーーーンと熱が出た。
また、めでたく烏龍茶をぶっ放し続けた。
OMGやらかしたなーーと思いコロナの検査をするも陰性
しばらくして熱が下がってクソ病み上がりだったんだけど
普段来ない人が大阪にきてるし、
焼き肉で打ち合わせができると聞いて、飛び起きて行った。
肉に対する執着心がすごい女だった。
そこでご飯を食べながらした最初の話が、
"健康について"だった
なんか嫌な予感がした。私の嫌な予感は当たることが多い。
そういえば、と偶然思い話し始めた事が
後々言っとかないとヤバいことになる事だったり
なんの前触れもなく誰かが話し始めた話がやけに気になる時って
何かのヒントになることが多い。そういう人生だった。
その後、施設のトイレに行き尿をする。
「はー、まだ烏龍茶かなー」思って尿を放った。
ピ、ピンクや!!!?!?!!?!?!!
目を疑った。おしっこがピンクなのである。
私ユニコーンに転生したんか?!?!!
とにかく衝撃すぎて冷や汗がでた。
その後ミーティングルームで打ち合わせをしたけど
自分の血尿のことは恐ろしすぎて言えなかった。
ピンクの尿がでましたなんて、言えない。可愛すぎる。
不安値1000000くらいの心の状況の中
家に帰り速攻色んな場所で検索をした。
血尿 高熱
ウイルス感染などで高熱が出た後に血尿が出る場合
高確率でIgA腎症という自己免疫性の疾患の可能性があります。
もう、真っ白になった。頭が真っ白になった。
先ほど申し上げた変な焼肉屋の直感が
グイングインに伏線回収してこようとしてる。
伏線が部屋の隅でこちらを見ている!!!!
IgA腎症てなんやねん。
いやいやいや、難病?いやいやいやいや
そうするうちに全身に鳥肌が立つ寒い!!!
この感覚ニ度目だ。。あの時と一緒だ。。
私が数年前、
前十字靭帯をライブ中ブチちぎった時に、
ネットで自分の症状を検索して
ただの捻挫だと思ってたのに全治一年の過程を
目にした時と全くおんなじ鳥肌の立ち方だ、、、
自分の中ではもう、
この辺りで自分の病気の確定をかんじていた。
当てはまりすぎる。熱が出た後に血尿?しかもコーラ尿?そうだよ、そうなんだよ。次から次に当てはまる事柄に、驚きを隠せない私。時刻はもう夜の11時。
その状態で無事誕生日を迎えてしまった。
人生で1番カオスな迎え方だった。
音楽を始めてから誕生日はたくさんの人から
愛をもらう日に変わってた。
泣きながら布団で一人で誕生日を迎えた。
Twitterでは、私をお祝いしてくれるコメントがたくさん流れてくる。
トイレに行くとユニコーンピンクの尿がでた。
いや可愛いねん。
可愛いと辛いが交差する交差点に立つ私。
もう、もう、私はどうなってしまうんだろう2023
し、死ぬの、、予後は、、、(現在は大丈夫とわかってます、治療できます、というか現在は謎にほぼ寛解の値らしい)
初めて自分の死というものに向き合った
暗く黒く怖いものだった。
なんで生まれた日に死と向き合うのか、
なんの意味があるのか、偶然が凄すぎて、
神様、何を伝えたいんですか。
それと同時に人生には必ず終わりが来る事を感じさせられた。
いつか死ぬなんて、
なんというか現実離れしすぎてて
実態がわからなかった。
思いかえせば、
私は思うようにやりたいことをやってるのか?
当たり前のスケジュールだから、
当たり前にやる事だから、決まった事だから
それって、いつのまにか自分の人生を生きずに
私が言い続けた人の理想を歩いてないか?と
自問自答した瞬間に一つ思った。
タトゥー入れよ。
これ関係者に話すと笑われるんですが、
割と真面目にそん時一番最初に思ったんです🤣
体が二つあったら、入れようかなーとか思ってたけど
そんな日が来ることは当たり前にないので
やりたい事やっとかなきゃ!!!!!!!ってね。
なのでいつか入れると思います。たぶん。
同時に自分の一人の女性としての将来の事も
めっちゃめっちゃ初めて考えました。
腎臓悪くなると子供産めなくなります。
でも膀胱炎という希望も捨ててなかったので
10%くらいの希望を持ち、次の日腎臓内科に行った。
なんかもう謎にフラフラだった。多分血尿が出てショックすぎて食欲を失ってヤバい顔をしてた。
「尿がなんか赤くて、最初ピンクだったんですけど〜」
私が話し始める前は変なの髪の毛の
変なやつが不釣り合いな場所に現れ、
警戒されていたので帰らそうとされたんだけど
話の事情を聞いて即、尿検査
尿検査を紙コップに出した尿が
赤ワインを越えた本物の赤ワインだった。
自分でもスーパーエクストリームスーパーやばいって思ったけど、しんどかったのでどうでもよかった。
結果はもうどんちゃん騒ぎのこれ以上何が出るねん状態の大変なことになってた。豊作祭りだった。
「あのー、言いにくいんですけど恐らく疑われてたIgA腎症じゃないかと思います。ここでは診断できないので、大きな病院に紹介状書きますので、そちらで検査してもらってください。背中に針をさして腎臓の細胞をとることになると思います。」
もうショックなのと、受け止めたくないのと、
まあそうですよね、と、しんどいのと、
今日誕生日だよね?私めでたい人だよね?
今日というスーパーアニバーサリーと
起きてる事の高低差で高山病になりそうと思いながら話をきいてた。
「他に何かありますか?」といわれたので
「あの、今めちゃくちゃしんどいんですけど
これはどういうことですか?」
「それは風邪です」
いやぶった斬るの早!!!!!!!!!!!!!!
0秒で答えてきたけど本当に考えた?!??!
そんなこんな事もあって大学病院の紹介状をゲットしました。
こんな事になる予定はなかったので
声の調子を整えるためにいきつけの耳鼻科を
予約してたので一応行くことに。
4/29のワンマンのことしか考えてなかったので
絶対そこまでに鼻声を治したいマンだった。
「先生、なんか私変な病気かも知れなくて
血尿がでていまして大学病院行くことになりました
とりあえずでも、鼻声なので鼻声治したいです。」
顔をめちゃくちゃに顰める医者 「血液検査は?」
してないです。
「してない?!?!ありえない。腎臓の数値が上がってしまってたらどうするの?こんなとこ居れないですよ、数字悪かったら即入院です。はあーーー!!ー!!!!だから内科のやつは!!!!!!」
唐突にキレる医者。癖強い。看護師は真顔。
誰に向けての怒りなのか、独り言なのか、
どのくらいキレてるのか、判別が難しい。
この手のパターンは一度黙るに尽きる。
その正面に、赤ワイン生産者のボロボロの私。
確実に今、空間不協和音が起きている。
「とりあえず血液検査します。明日も来て。どんな状態か今みとかないと、これひどかったら入院になるよ」
脅されるまま、血を抜き取られ、もう何でもしてくれ状態の赤ワイン生産者。正義感にかられ、ブチギレた挙げ句私を助けようとする癖医者。
だけど、4/29に間に合わせないといけないので
入院はできないと心に決めていた。
その日はそのままTOKYO 神 VIRTUALのスタジオに行った。血尿出しましたって言ったらみんな引いてた。
翌日の血液検査では、なんと腎臓の数値が正常値
健康の人と同じで他も特に異常はなかった。
ただ、少し炎症が強いだけだった。
「ひとまず安心、よかったね。熱が上がり下がりしてるからね。何かに感染してますよ。これで少し薬が出せます。」
あのブチギレてた先生が急に優しくなってた。
人はギャップでその人がいい人に見えたり
なんか魅力的に見えたりする。
お母さんに怒られてたのに、優しくされて
許された時の気持ちを思い出した。
その言葉に、なんだか張り詰めてた心の結界が
ブオーーーンと途切れて、
耳鼻科でアニバーサリー大人泣きをした。
「今日誕生日なのにッ、、!!こんな事になってェ、、!!!悲しいんです!!!」
急に前触れもなく泣き始め、自分の気持ちをデカい声で伝え始めたので、ナースも医師もちょっと笑ってた。私は鼻水出しながら泣いた。でもなんかティッシュくれたり優しくしてくれたので好きになった。
この後大学病院に行くことになる、
病気の幕開けはこんな感じでした。
つづく