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仕事を辞める決意。3/100
プロフィール記事みたいになるかもしれないけど、書いていきます。
私には6つ上の姉がいました。
いましたと過去形に書いたのは2017年に亡くなったので。
もう4年も前なんですね。
元々先天性障害があって生まれてきた姉なので、
私が持っている記憶としては遊んだ記憶よりも
病院で動かなくなった姉をお見舞いに行く、そんな対象といったものです。
姉の声は覚えていません。
戯れて叩かれたような気もするけど、
それは自分の記憶なのか親から言われて植え付けられた記憶なのかは
よくわかりません。
ある時にてんかん発作を起こし、意識消失して治療したけども
その後は低酸素脳症になっていわゆる植物人間になったというのが
僕が持つざっとした記憶です。
親の時間はきっと二十なん年前から進んでいなかったのかもしれません。
ずっと姉につきっきりだし、私は親曰く「勝手に育った」らしいです。
姉の低酸素脳症が発症して常時入院生活を開始したのが、
当時私が6歳くらいのとき。
そんなもんなんで、俺が姉ちゃんを治してやるとばかりに
医学の道に進むことを志しました。
そこがベースなもんなので、進学するにつれて経験した怪我や、
医療職にはどんなものがあるのかと調べていって、
やりがいありそう・面白そうと感じたのが作業療法士という仕事でした。
作業療法士は私の中で=手のリハビリの人。
実際には手のリハビリ領域に専門で携わるのはほんの数%なので、
アウトローの道を進んで行きました。
たまたま勉強していく中で、良い指導者に巡り合い、
良い道具に恵まれ、良い人脈に恵まれ無事に資格を取得して
作業療法士としての道を歩み始めました。
新卒で部門開設という立場にあり、大変ではありましたが
本当に良い方々に恵まれ多くの経験をさせてもらいました。
手のリハビリだけでなく、当時病院で必要だったプロジェクトにも
入れてもらいかけがえのない経験をさせてもらったと思っています。
それでもいろんな領域を勉強するにつれ、
やっぱり手のリハビリに専門従事したいという思いが募り、
家族が増えるタイミングも重なり、職場を変える決意をします。
2つ目に働いた職場では望んでいた通り
手のリハビリに専門的に従事させていただき、
これまでの経験を生かしながらさらに知識・技術の向上を図ることができました。
学会発表もたくさん経験させてもらい、
認定資格の取得や学会運営など臨床場面以外の業務経験も
自分にとって財産となりました。
ただ、ここで一つ問題が起きます。
正確にはその前から懸念されていた問題ではありましたが、
私の働き方だと会社員的働き方なので給料が多いものではなかったんですね。
お金がないんです。
そもそも奨学金制度を利用して高校・大学を卒業しているので
その返還もあり、子供を二人育てようとしたら
共働きは必須なような状態でした。
しかも私は家族で旅行に行きたい、
海外で生活してみたいという夢をもっていたので
いよいよ資金的な問題に直面せざるを得ない状態になっていました。
このままでは良くないと言う思いと、
妻としても時流を先読みして2019年より
副業的に個人ビジネスを開始しました。
当時はネット物販に取り組み、
ビジネスの基礎をしっかり学んだように思います。
でもその商売自体が自分の性に合っていないということにも気づき、
次はプログラミングとweb制作に取り掛かります。
これが自分にはとても合っていると思いましたし、楽しかった。
PCをカタカタ打っていってエラーを解消したり、
自分の打ったコードでページ表示されることが楽しいと感じました。
このまま案件を取りながら、報酬をあげていくのもいいなと思いました。
そんな中、義理の兄からの紹介で今の仕事に携わらせていただき、
さらに先輩のつてで手のリハビリについても継続させてもらえている
という現状に至ります。
多業種・多職種の業務内容を学びつつ、
元々の知識・スキルも生かし続けられる。
とても良い環境になりました。
とまぁ結果的に非常に良い立ち位置となった(スタートを切れた)わけですが、これに甘んじているわけではありません。
自分が達成したいことは、家族で世界中を旅行すること。
その中で現地のリアルを子供達に体感させること。
世界を自由に旅するためには、
自分の時間を切り売りして稼ぐのではいけないわけですね。
いかにしてお金に働いてもらうのか、
あるいは自分の資産を作って収益の仕組みかを作るのか。
そのためには発信をしていかなければならないし
お金の勉強をしなければならないと思っています。
うまく進めていくためのマインドセットはできているし、
ノウハウも自分の経験値も溜まってきているので
あとはやるだけだと思っているところです。
良い環境にいるけども、今の努力ではたどり着けない夢があるので
やるしかないのですが、なぜこういった方向転換(医療職からの脱却)をはかろうと思ったかと言えば、冒頭に出た姉の死でした。
自分は姉がいたから医療職になったわけだけども、
別に姉を治せる仕事では結果的になかったし、
現に姉は亡くなりました。
ふとそこで思ったのは、
自分の人生の意味は医療職として多くの人の辛さを解消することなのかなと言うことです。
もちろん社会貢献で非常にやりがいはあります。
でもそれ以上に、自分のこと・自分の周りのこと・世界のことを知らなすぎる。
医療職というのは本当に閉ざされた世界だと感じていたので、
これが今の自分の限界なのか、自分の運命なのか
疑問に思うようになりました。
本当にしたかったことはなんだろうって。
そう考えるようになり、今自分が死んで納得できるかと問うとNoでした。
これはまだ死ねない。
やりたいことやり切ってないと思うようになったんです。
そんなわけで繰り返しになりますが
やりたいことをやろうとしたら時間もお金も必要になるので、
あれこれ試行錯誤してきて、今の形になったというわけですね。
紆余曲折ですが、逆に言えば真っ直ぐ医療職だけだと経験できなことをさせてもらえているので、
結構レアな存在になってきていると思います。
あとはその価値を高めていくだけです。
これには日々の1%の努力が欠かせません。
といったところで本日はおしまい。
反省ですが、今日は一時間以上かかりました。
それは時間を分割して用意してしまったから。
効率下がるし、文章熱も下がる。明日からの改善に期待です。
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