音と歌詞と記憶
音を聞くことでその音から想像される素直な情景と感覚を引き出される。
歌詞を聞くことで音で引き出されたものに場面や具体的な情報が肉付けされる。
その引き出される想像や感覚は記憶や自分の経験が基盤となることが多い。
受け取った感覚自体は歌や音楽でしかないかもしれないが、受取手の記憶や経験などのマッチの度合いで故郷を思い出したり、家族の温かみに気づいたり、音楽以上のものになる。
さらに、経験をしていなくてもそれに近い記憶から想像をし、新しい感覚になれる。
音をその人の目線で楽しめるのが「音楽」の面白いところだと気づく。