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一人の人間として、人と人、人と街がつながる場。「場ぁ〜さくら🌸」ママ”櫻井 ちはるさん”

誰かの背中を押してあげれる人になりたい。頑張ってる人の応援団長になりたい。その想いで立ち上げられた「場ぁ〜さくら🌸」。ママの”櫻井ちはるさん”の行動力の背景には、どんな想いがあるのか、お伺いしてきました。

櫻井ちはるさんプロフィール
出身地:肥後の国
活動地域:福岡県大牟田市 ときどき久留米
経歴:大牟田市在住。PTA役員歴17年。第32回「福岡県女性研修の翼」団員としてデンマークへ。月1回、大牟田で開催する異業種交流の場、「場ぁ〜さくら🌸」のママ。3人の娘たちは成人し、夫と暮らす。
現在の職業および活動:
○会社員
○2級建築士
○大牟田「場ぁ〜さくら🌸」のママ
○大牟田の未来の教育を考える会事務局
○女性消防団
座右の銘:念ずれば、花ひらく

「女だから・・嫁だから・・。意見を言えなくなり、気づいたら、他人のせいにしていました。」

Q1.どんな心の在り方や認識の変化が今の活躍に繋がっていますか?

櫻井ちはるさん(以下、櫻井 敬称略):学生の時は、特に男女分け隔てなく、仲良く接することが出来ていたのですが、卒業して、私が選んだ建築の世界は全く違いました。
男性だらけの世界。女性の私が珍しがられ、扱いに戸惑われ、女だからと別扱いされる事も多く、本当に辛かったです。

また、私が生まれ育った熊本の地域性は、「男子、台所に立たず…」「大黒柱のいう事に文句言うな…」という様な、男尊女卑が強く残っていました。
肥後もっこす(熊本県人の気質を表現した言葉)の義父とは、距離を縮める事が本当に難しかったです。

次第に、私自身も「女だから、嫁だから、意見をいうのは辞めておこう。」と、言いたい事を言えなくなっていました。

当時、働きたくて面接もたくさん受けましたが、ひとりの人としてではなく、3児の母として見られて、面接に合格できない事が続きました。
働きたいのに働けない!「男性だったら、こんな事で悩むんだろうか!?」と、本当に悔しかったです。ずっと我慢していて、それがいつしか愚痴になり、子供のせい、人のせいにする様になりました。

「このままだとヤバイ!何か変化しないと!」と、男女共同参画の講演会へ参加したのがキッカケで、私の人生に、大きな変化が起こりました。

それまでは、今の自分の状況は、全部人や環境のせいだと思ってたところから、実は、今の自分は、自分自身の考え方や行動によってつくられたんだ!と気づきました!

更に、私は「妻だし、女だし」と、新しいチャレンジをためらっていたのですが、、、
「やりたい事があるなら、自分らしくやっていいのよ!!」背中を押して下さる方々と出逢いました!

私にとって、その言葉がもの凄い勇気と後押しになったんですね!

その後押しで、一歩を踏み出せるようになれたことが、本当に嬉しかったです!!!

その出会いから、「やりたい事が見つかればやろう!」って、色々チャレンジするようになり、私も「誰かの背中を押してあげれる人になりたい。」「頑張ってる人の応援団長になりたい。」って思うようになりました。

元々、17年間PTAの役員をやったり、子どもの居場所をやったり、震災ボランティアに行ったり、人のお役にたつ事をするのは好きでした。ある時、友達から「櫻井さんは利他の心をもってる方ですね〜」と言われ、私ってそういう星に生まれたんだ。なら、もっと世話好きを楽しもうって自然と思ってました。

どんどん自分が開花されて行って、今は、「肩書きなく、一人の人間として、自分らしく、人と人がつながる場、人と街がつながる場」として、月に一度、大牟田のどこかに開店する「場ぁ〜さくら🌸」をやってます。

ディープな怪しげなバーです(笑)。ぜひ、遊びに来てくださいね(^^)

Q2.AIが活躍する時代に必要とされるニーズは何だと思いますか?

櫻井:AIで進化し便利な世の中になって行くと思いますけど、人と人のつながりはどうでしょう?私は、このまま行くと、つながりは薄れていくイメージを持っています。

だからこそ、人と人がつながる場が求められていると思うんですね。

AIは、人が困っている時や、悩んでいる時に、言葉をかけれるのでしょうか?

人間は、相手が困っていたり、悩んでたりする事を感じる事が出来るので、言葉をかけたり、そ〜っと見守ったりする事ができると思います。

私は、時代はAIでも、心はアナログでいたいです。

AIが活躍する時代に必要とされるニーズは、人と人のつながりや、お互いを受入れあい、応援しあえる場を創り出すことだと思います。

Q3.どんな美しい時代を創っていきたいですか?

櫻井:誰もが対等な社会であって欲しいです。

分かりやすいように、1つの例ですが、日本も男性の育児休業取得が当たり前になったら良いと思います。

男女共同参画の研修で北欧を訪れた際に、男性の育児参加率に本当に驚きました!

男性の育児休業取得率は、日本は5%程なのに対して、なんと北欧は90%越えるのが当たり前なんですね!

これは1つの例えですが、1つの事が変化する事で、他のあらゆる場面でも、対等でフラットに、自分が表現しやすく、受入れられる時代になる予感がします。

対等でフラットな時代を創って行きたいです。

Q4.最後にひとことをお願いします。

櫻井:「櫻井さんは、行動力ありますね〜」とよく言われます。

けど、こんな私も今でも悩む時はちょっとあります。そんな時、背中をポン!と押して下さる方がいて下さり、チャレンジ出来る今があります。

なので、今度は、私が背中を押してあげたいです。

もし、やってみる前に諦めている人がいたら、「バーさくら🌸」に勇気をだしてお立ち寄りいただけたらって思います(^^)

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櫻井ちはるさんの活動、連絡については、こちらから
↓↓
SNS
https://www.facebook.com/chiharu.sakurai.33

【編集後記】インタビューの記者を担当した平城と熊倉と梅津です。

今まで、普通の主婦で、周りのせいにしていた自分を変えたいと思って、行動し、次世代の人に何かを残したいと前向きに変化していく櫻井ちはるさんの変化にとても希望が持ちました!自分も何かできると思える勇気を持てる出会いでした。貴重なお話をありがとうございました!

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この記事は、リライズ・ニュースマガジン “美しい時代を創る人達” にも掲載されています。
https://note.mu/19960301/m/m891c62a08b36



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