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お母さん 脳梗塞と診断された

バリアフリーの活動をしていく中で障害を持つ人の家族ってどんな思いで過ごしているんだろうと疑問に感じたことがあります。

これから書く記事は、脳梗塞と診断された母(幸子)をサポートする娘(なつき)の視点を描いた話を書きます。

★登場人物
母幸子:56歳。工場でパートをする主婦。優しい性格で周りの人に愛されている。

娘なつき:29歳。6年間理学療法士として働いている、幸子の娘。責任感が強い。1年前に結婚して両親とは、車で1時間離れた場所に住んでいる。

父洋史:64歳。幸子の旦那。なつきの父親。

旦那かずき:31歳。なつきの旦那。

第1章 違和感と気づき 

R4.2.28
実家のお父さんから珍しくLINEが届いた。

その日は、わたしの結婚記念日だったのでお父さんからお祝いメッセージが届いたのかと思ったら、

「アレカラ、イチネンタツナ」

「ナツキ、オカアサンオカシイ」

とメッセージが届いた。メッセージの内容から父の様子がおかしいので私は休みの日の夕方に帰省した。

R4.3.2
母がおかしい。。。。よくわからない。胸騒ぎがするのは私だけなのか?

と思い、パートに出ている母に、母の職場から近い場所のファミレスで電話をかけた。

ナツキ「おかあさん、パート終わった?今ゆめタウンのファミレスにおるんやけどいまどこおるん?」

母「いま、むかっている。あすこ、あすこの場所。コープ、農協、曲がった、あすこ。」

ナツキ「はい?そこにコープもないし、農協もないよ。」

母「あすこ、そこ、だから、んーと・・。わかるから、待って!!!」

と、慌ててイライラしながら話をする母の様子がおかしい事に気づいた。

つじつまが合わない言葉・・・珍しい。

最後に会ったのは、お正月だったがその時は、そんな話し方なんかせず、私の声を聞くと笑顔で優しく話をしてくれるお母さんだったのに、、。なんでだろう。

そういえば2月のはじめ、私が外出中に母から電話があったよな。

「なつき、なんだかお母さん最近頭が冷たくておかしいの。気温が寒いせいかしら?」

あれ以降毎週日曜日になれば電話をかけてくれていた母から連絡がこなくなったよな・・。

そわそわしながら、私は母が待ち合わせのファミレスに到着するのか心配になり旦那に連絡をした。

第2章 それ、脳の病気じゃないか?・・に続く。

【脳梗塞】ってどんな病気?
脳梗塞とは 何らかの原因でに分布する血管がつまってしまい、血液が流れなくなることによって 酸素不足・栄養不足におちいったの細胞(神経細胞)が死んでしまう病気です。




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