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サントリー二で恋しちゃってた話

おとといまで、サントリー二島で遊んでた

クレタ島、サントリー二島10日間の旅
ツアーもいっぱい参加して、朝から晩までフルに遊んで

毎日朝6時起きの22時ホテル戻り
クタクタになりながら、全ての時間を全力で楽しんだ

で、めっちゃ楽しかったんだけど
ちょっと忘れられない思い出ができたので、ここにメモ

サントリー二島に着いて初日の宿はOiaに1泊の予定だった

昼についたが、ネットが使えず、場所が分からない
オーナーに連絡すると、バス停?と聞かれ
なんとバイクで迎えに来てくれた

着いたホテルはものすごく美しくて、あちこちにテラスやバルコニーがあって、屋上でも寛げて、エーゲ海と街を一望できる最高の宿だった

ここはカフェだおー

それだけでも最高に感動してたんだけど、
コーヒーフラッペを出してくれて、色んな観光情報を教えてくれて
とにかく優しい宿主。。。

そして目が信じられないくらい青くて美しい
私ヨーロッパ在住長いから、大抵の美形では驚かないんだけど、目の色が美しすぎた。宝石みたいだったの。

お父さんがサントリー二島出身で、自分の村の人は皆この目の色だと言ってて、テラスでコーヒーを飲みながら色々な話をした

クレタの学校に行って、アテネに住んで、20歳からサントリー二で働いていて、今年35歳。
アテネで拾った犬と暮らしてるけど、もう先が長くなくて、でもまだ別れの準備が出来てないから寂しいと

話は面白かったけど、なんとな合わない感じもして。
色々優しいけど、私の話は聞かないというか、自分の興味のある話しかしないし
なんか横柄な雰囲気もある…?
波長は合わなそうな。。。

『本当は観光に行きたいんじゃない?邪魔してない?』
と言われ、会話自体は楽しかったけど観光に行くことにした

で、Oiaの建物と海の美しさにめちゃくちゃ感動して、街を歩き回り、
夕方に携帯のバッテリーが無くなり、仕方なく宿に戻った

5時起きで朝のフェリーに乗って、着いてからも歩き回ってクタクタだった
朝、サンドイッチしか食べてない。。。
レストランに入っても、座ってる気力が。。。

って思ってたら、宿で出すディナーを早めに用意してくれるという
価格も良心的で、クレタンサラダと、いんげんとトマトの煮物、お肉のソテー、とパンにコーラ。
胃に優しくて美味しくて、ありがたくて。。。最高に美しい海を見ながら食べ終わり、そのままテラスで横になってた

天国。。。

で、宿のオーナーと話をしていて
客が毎日違う時間に着くから彼女が出来ても関係が続かない
仕事が一日中あって忙しすぎると言ってて

ナンパ目的なのかと
私こういうの話半分で聞いちゃうんだけど。。。

キッチンの横に寝たきりの可愛い犬がいたの
もう歩けなくて、クゥンクゥンって鳴くと、お腹に巻いてあるタオルでベランダ迄引っ張り上げておしっこをしたら戻してあげる
そしてスポイトで水を口に入れてあげる

もう歩けなくて、寝たきりのワンちゃん
人間だと100歳くらいだって。。。

こんなに最後まで世話をしてあげるなんて、この人めっちゃ優しいなって思った。私にはできない。。。

で、ギターがものすごくいっぱいあって、音楽が好きで、歌が好きで、ギターを弾いて歌ってる時は何も考えなくていいって言ってて
そのギターの本数を見てたら、この人本当に寂しいのかなって思った

Oiaの街も海も信じられないくらい美しい
私、こんな美しい場所来たことないってくらい美しい
人生が変わっちゃいそうな、心が洗われるようなものすごく雄大で美しい景色

夕日を見るために、観光客が毎日この街にやってきて、長い時間、いろんな場所に陣取って日が沈むのを眺める
そんな場所

はっきり言って私はこの景色に一目ぼれして、ここに住みたい。ここで生きていきたいと思った。この景色を見れるだけで毎日幸せって思った

そんな美しい海と景色を毎日見ながら不幸だったら、なんかもう救いがないなって思って。。。

チェックインをオートロックにすれば、もっと自由になれるんじゃないとか話したけど、この建物を責任もって守らなきゃ。これはファミリービジネスだからって言ってて。責任感あるんだなって思った

この人と性格が合ってたなら、一緒になる選択肢もあったのかなって思うけど

めっちゃ優しくて、責任感もあって、愛情もある
けど、同時にナンパで軽薄でアホな面も見えていて
話もあんまり合わなくて

関わる相手としては合わない
そういう選択肢はないと思った
私は自分だけ思ってくれる人がいいから

でも、感覚でいったら、この人は感受性が強く繊細な感じがして、
自然の中で生きている特有の野性の勘が鋭いというか、直観が鋭い。私と似ているのかもしれないと思った

でも、そういういいところ悪いところを含めた全部が結局は人間の魅力なのかもしれないし
そういう意味では、自分のアホなところも恥ずかしがらず隠さないこの人の自然体な在り方がめっちゃ魅力的で、かっこよかった
この人好きって思た。危なかった。惚れなくてよかた。

人間の魅力って、結局全てなんだな
私が思う私の欠点も、誰かにとっては魅力なのかもしれないな。。。

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