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くまこと本①データドリブンの極意
DATA Saberを目指す奮闘記。
備忘として色々残していこうと思います。
本日はこちら
Master KT著 『データドリブンの極意』
のご紹介&感想です!
言わずと知れたTableau界のレジェンド、KTさんが開講していたDATA Saber Boot Campのエッセンスの一部をまとめて下さった本。ありがたし…
では早速
目次はこんな感じ!
Day0 : データドリブン文化のはじまり
Day1 : データストーリーテリング
Day2 : ビジュアル分析
Day3 : 分析プラットフォーム
Day4 : データとはなにか
Day3 : データドリブン文化をさらに広げるために
目次からもなんとなく伝わるように、
Tableauに特化した技術的なスキルをまとめた参考書…というよりは、
「データを活用する」ということについて正面から向き合い、
私たちDATA Saberを目指すものが1人で歩けるような道筋を示してくれるような内容。どちらかっていうと哲学書の感覚。
プラトンの『対話篇』のように、
「Master(師匠)」と「Apprentice(見習い)」の対話形式で、どうしてデータドリブン文化が必要なのか、そもそもデータとは何か、など一緒に考えていく形式で、
実生活の感覚から、対話的に哲学の領域まで昇華させていくようなストーリーは、吉野源三郎さんの名著『君たちはどう生きるか』の精神とかにも近しいものを感じるかも。
これからデータ活用の深淵に踏み込もうとしている人間にとって、
「なぜ自分は今これを勉強しているのか」の拠り所となるような1冊。
今読んでおいて良かった!
いくつかくまこの心に刺さったありがたい言葉をご紹介…
データを見ることが世界を知ることになる
良い道具は「身体の一部」となる
自分がデータと向き合う時に必要な言葉以外は、極限まで削ぎ落とすことが大切
英語のdataの語源をさらに遡っていくと、ラテン語の「dare(ダーレ)」という言葉に期限を見ることができます。このdareというラテン語は「与える」という意味を持つ言葉です。
詳細レベルを制するものがデータを制する
恐れず伝えた者だけが、何かを作ることができる
「物語を作る」「絵を描く」といった能力が、Tableauの使い手になるにあたり大いに活かせる領域
君の隣に置く道具は、君のセンスを研ぎ澄ますのに充分な、磨き上げられ鍛え上げられたものを選ぶようにしてください。(中略)君自身の力を最大限発揮する道具に出会うためには、常に自分の周りに目を配り、新しい技術を受け入れる柔軟性を大切にし、使えるものは何でも使い、新しい考えにオープンでいてください。
他にも文章だけでは伝わらないTipsたくさんなので、
是非一度本編を最初から最後まで読んでほしいです。
知識や想いを持っていても、それを言語化するのって難しい。
本書は「どう伝えるか」という点も含めてとても参考になりました。