貴重な経験。
コロナ禍において、学校に行けなかった4〜7月、僕はZoomを使っての友達作りにチャレンジした。それにより、オンラインではあるが友達が沢山でき、実際に学校に行き始めてから顔見知りが増えて、やってよかったなと思えている。これは参加してくれる人達がいないと成り立たなかったことなので本当に感謝しかない。ありがとう。
おかげさまで、僕はただ単に友達が作れただけでなく、この会を通して主に3つのことを学んだ。
① 誰でも人は変われるということ。
僕は男子校出身で、当時は女性と喋ることに苦手意識があり、4月,5月の授業中のグループワーク,Zoom交流会ではいつもいいように思われたくて正直カッコつけていた部分があった。また、失敗したくない!失敗は恥!っていう思いが強く、会話がイマイチ盛り上がらなかったその日のZoom終わりには自分を責めまくってずっと1日中悩み、できない自分に涙したこともある。(ガチ)
そんな自分が変われたのは、Zoomにも慣れてきたある日のZoomで、毎回来てくれていた人のとある一言だった。「くまけんはそのままでいいよ、いつもありがとう。」「くまけんのおかげやで。」この言葉を聞いた時、正直涙が止まらなかった。そして、その時から、自分を飾らずに、失敗しても良いやと思って挑むことができた。そうすると少しずつではあるが、自分が本音で相手と接すると相手も本音で接してくれて、もっと仲良くなれたというか、以前よりも変わることができた。
色々な失敗をしたからこそ、今の自分に成長できたんだと思う。逆にあの一言がなければ、自分は本音を出さないまま、みんなと形だけの親友となっていたかもしれない。本当に周りの人に支えられて幸せだと感じる。
② 自分の意思で選ぶことの大切さ。
このZoom交流会はもちろん強制じゃない。ただ、やっぱりせっかく同じ大学に通うということで、沢山の人と友達になりたいという思いから、そのこともあって沢山の人を呼び込もうと、色々な工夫をしてどうやったら人を集められるか考えていた。しかし、正直なところ、そんなに多く増えることはなかった。でも強制じゃないし、それぞれ予定があることは承知の上だったので、仕方のないことだったし、オンラインの限界を知ることができた。
でもよくよく自分を振り返ると、今まで僕自身、人の期待に応えようと行きたくもないのに無理して何らかの集まりや遊びに行っていたことがあることを思い出した。そう考えると、来れなかった人は、ちゃんと自分の意思で選択することができていて素直に尊敬した。勿論、今回こういう事が知れて、今の自分は昔の自分よりも、もっと自分を大切に、断る勇気を持てたので、少しは変わることができたと思う。
③ 全員と仲良くなることは不可能。
僕は最初、友達作りということで奮起し、できるだけ沢山の人と仲良くなろうとしていた。来てくれた人たちに対して、正直、嫌われないように振る舞っていた。しかしどれだけ嫌われないように振る舞っても、連絡をずっと取り続けるような関わりを持つ人は指で数えれるくらいしかいなかったし、(今はおかげさまで沢山います)オンラインの状況で友達作りをすることの難しさも痛感した。
結局のところ、生まれた場所、時間も、育った環境も考え方や価値観も違う人達なんやから、やっぱり全員とは仲良くなることはできない。どれだけ嫌われないようにしようとしてもそれは表面的な繋がり程度にしかならない。
だからこそ、自分がやりたいことをして、その自分と一緒に喜んで時間を共有してくれる仲間達を大切にするべきだと思う。
ただ、誰に対しても思いやりを持って接することは疎かにしてはいけないと僕自身は思っている。
沢山の人と繋がっていくことよりも、自分にとって合わない人と離れることの方が大事なこともあると思う。それを今回学ばせてもらった。
以上から、僕が言いたかったのは、今回の交流会を通して、自分にとって必要なもの、不要なものって何なのかというのを見極めて、自分に必要な物を選んで毎日を過ごす必要があるということ、完璧に全てをこなす必要はないということを学んだ。それに、やっぱりこの人生は自分が主人公だから、もっと自分を大切に、自分と向き合う時間を少しでも良いから毎日作って、そのままの自然体の自分の存在を認めてあげるべきだと思う。他人からの期待、他人にどう思われるかが、この現代社会では過剰になりすぎてしまうけど、どうか自分だけは責めないでほしい。
自分にこれから何が起こるかわからない。自分の人生はいつ終わるかわからない。いつ何が起きてどうなるかわからないからこそ、何気ない毎日を当たり前のように生きられているこの瞬間を後悔のないように生きていこうと思う。
もし、コロナという感染症が流行ることなく普通に学校が始まっていたら、(←勿論これを望んでいます)こうやって今沢山の友達に恵まれてはいなかったかもしれません。
別にZoom交流会という特別なことをしたとか、来てくれた人は特別だ!とか、そんな思いは一切ないです。だからこそ、対面が始まりだした今、少しずつですけど色んな人と会って会話して、学校生活が送れることを全力で楽しみたい、楽しもうと思っています。
忙しい中、僕の勝手な思い付きの企画に来てくれたゼミをはじめとする人達には感謝したいです。そして、色んな人に支えられて、幸せです。本当に感謝しかないです。ありがとうございます。
今回はとても長文になりましたが、最後までお読みいただき本当にありがとうございました!
では、また👋