効果と実感
競技力の向上を目指してトレーニングをやっているときに、果たしてこの方法のトレーニングで成果が出るのだろうか?と疑問を持つことは少なくないと思います。
多くの要因がある中で、成功者がよく言う、続けてきてよかった。
という言葉の裏側にある、続ける方法について。
それは実感の見つけ方と言い換えられると思いました。
改めて気がついて面白かったのは、実感=主観的なので他の人と全く同じものを共有できないということです。
競技の場合、結果として目に見えるものを物差しとして使う方がわかりやすいです。
実感はそれとは反対にあるものじゃないかと感じます。
この部分を混同しなければ、スポーツや競技を長く続けられるんだと思っています。
結果は他者が関わる部分があり、自分でコントロールできません。
自己ベストについても同じです。出したくても出せないのが自己ベストというものです。
面白いですね、自分自身をコントロールすることさえできていません。
反対に実感は、自分でコントロールすることができます。
どういうことかというと、実感は行動する前から感じることができるからです。
例えば、筋トレでシックスパックに腹筋を鍛え上げた人がいると見聞きすると、自分もできそうだと、感じます。この時点でできそうだという実感を持つことができるということです。
この感覚のおかげで、新しいことにも挑戦することができます。
他の例だと、「長期的な観察結果によりトレーニングを始めてから成果が出るまで1年以上かかる場合があります。」という実験結果があったとします。
そうすると、トレーニングには最低1年は必要なんだと実感することができます。
こういった情報を整理することで、続けられる力と成果を手に入れられやすくなります。
途中で疑問が湧いてしまって継続ができないという壁にぶつかってしまう人は、まず、それほど信用できないような情報をやるべきではありません。
信用のない情報の上に積み上がる信用なんてありませんから。