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熊本のPFAS問題は、大丈夫?

熊本の水を守るのは誰?
それは私たち1人1人です。

大切な県知事選挙が24日に行われます。
大切な一票。
選択できる日です!

熊本の環境を考える会は、2023年5月、PFASについての勉強会に参加したメンバーがメインに活動を始めました。
熊本市が公開した、地下水のPFAS汚染を知って、私たちが飲んでいる水、川、海は大丈夫なの?と疑問を持ちました。

PFAS=有機フッ素化合物は、今世界中のどこからも検出される
人工化学物質。
中でも、体に取り込まれると、蓄積し、健康影響があるといわれています。

日本の環境省では、アメリカの暫定基準をもとに、水質基準の暫定目標値をPFOAとPFOSの合計で50ng/Lにしています。
しかし、2023年からアメリカでは、危険性を考慮し、基準をPFOAとPFOSそれぞれ4ng/L以下に変更することが協議されています。

熊本市の発表では、50ng/Lを超えると公開しますが、地下水は20ng/Lを超えていても飲料禁止にはしていません。

くまかんでは、2023年7月末に、京都大学准教授の原田浩二さんにご連絡、採水した水の検査にご協力いただくことになりました。

採水した場所は、メンバーが気になる場所を任意に選びました。
地図に記載のある企業名が原因と、特定するものではありません。
あくまで、採水した場所を示しています。

⓵ TSMC(稼働前)からの排水を受け入れる熊本市北部浄化センター
  放流川水(2023.9月採水)
⓶ 植木町轟近隣にある山鹿・植木広域処分場からの放流川(木葉川)
⓷ 熊本市東部浄化センター放流川水
⓸    鎧田橋(井芹川)近隣の井戸水(kktで報道のあった川)
⓹    上益城郡嘉島町湧水公園の湧水
⓺   菊池市湧水公園の湧水
⓻   合志市の、工場排水の放流川水
⓼   工場排水路
⓽   山都町柳谷川水

有機フッ素化合物の中でも、熊本の検査では、PFOAが有意に多く検出されています。
⓻の川水については、PFOS もPFOAの1/2ほど検出されています。

また、市民が水を採って、日常に使用されている湧水からも、微量とはいえ今後の米国の基準値案である目標数値4ng/Lより、高い数値が検出されています。

熊本は、至る所に、湧水があります。
気になる方は、ぜひ、各自治体の水道局に、有機フッ素化合物についての検査をしてほしい、とご連絡ください。
(大腸菌などの、一般的な水質検査には含まれていません。)

それぞれの地図に記載している数値はPFOAとPFOSの合計、単位はng/L(ナノグラム/リッター)です。

⓵TSMCからの排水を受け入れる熊本市北部浄化センター
 放流川水(坪井川) (採水日 2023.9〈稼働前〉)

⓶植木町轟近隣にある山鹿・植木広域処分場からの放流川(木葉川) 

広域処分場の上流の方が数値が高いです。

⓷ 熊本市東部浄化センター放流川水

⓸    鎧田橋(井芹川)近隣の井戸水(kktで報道のあった川)

赤地に白文字の73.62はkktの調査で分かった数値です。

⓹    上益城郡嘉島町  湧水公園の湧水

⓺   菊池市  湧水公園の湧水

⓻   合志市  工場排水の放流川水

⓼   上益城郡嘉島町北甘木  工場排水路

⓽   山都町  柳谷川水

柳谷川は五ヶ瀬川から高千穂へ流れる川です。なにもないはずの山奥で、すでに汚染が検出されることに、驚きました。

飲料水を地下水に頼っている、熊本。
経済の発展も大切ですが、ここが第二の水俣にならないために、私たちが
できることは?

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