苦しんでいる人に届いてほしい歌に出会いました
縁があって出会った歌と、たまたま図書館で借りた本と・・・。歌を聞いた後で本を読んでいたら、しばらく涙が止まらなくなりました。
たまたまそのページを開いたのは「さやから出た五つのえんどう豆」(イェンス・アナセン編・福井信子+大河原晶子訳『本当に読みたかったアンデルセン童話』)です。
いちばん遠くへ飛ぶことを夢見てはじかれたえんどうまめの一つは、病気で寝ている女の子のいる貧しい屋根裏部屋の窓のそばへ。そこで葉を出し、伸びていくえんどうまめを楽しみにして眺めるうちに、女の子も母親も、初めて希望の灯がともったような気持ちになり、えんどうの花が咲くころには本当にだんだんと元気になっていく・・・。
たった一つでいい、私もまた、ささやかでも人に希望をおすそわけできる存在でありたいな、と考えました。そんな温かい気持ちになったのも、この歌を聞いたから。たくさんの人に届いてほしいと思います。タイトルはショッキングですが、大切な人に届いてほしいという作者の願いが伝わってきます。